2008 年 1 月 25 日(初版)
TAC SR Collection |
---|
主な問題 | インターフェイスのキャパシティを超えると、現在受信されてるフレームが廃棄され、オーバーラン カウンタが増分されます。 Cisco ルータの各ネットワーク インターフェイスは、メディアで受信された信号を情報のビットに変換するためのチップセットと、I / O メモリにコピーされる前にこの情報が格納される小さなパケット バッファから構成されています。一部のインターフェイスの種類では、このチップセットとパケット バッファはフレームの長いバーストを処理できません。そのようなインターフェイスの目的は、ある種のネットワーク タイプへの接続を提供することであり、ライン レートでパケットを交換することではありません。これらのインターフェイスのライン レートは、多くの場合、ルータのスイッチング キャパシティよりも高くなっています。そのため、ルータが処理できるよりも多くのトラフィックを受信するインターフェイスを作成することは、ルータのアーキテクチャに実際の価値を追加することなく、コストを高くするだけになります。 接続インターフェイスの一部の例として、c7200 ルータの PA-GE、c7500 ルータの GEIP、および c3620/c3640 ルータのファーストイーサネット インターフェイスがあります。 |
解決策 | まれに、ソフトウェアの欠陥によりオーバーラン カウンタが増分される場合があります。ところが、ほとんど場合、インターフェイスの受信キャパシティ超過が表示されています。オーバーランを報告するルータに対する対応策はありません。可能であれば、フレームが着信するレートを接続のリモート エンドで制御する必要があります。それができない場合、オーバーラン数が高いと、ハードウェアをアップグレードする必要があります。 注:(インターフェイスそれ自体のキャパシティが原因ではなく)メイン CPU のパフォーマンス問題が原因で、ルータでパケットが廃棄される場合、overruns カウンタではなく、ignored カウンタが増分されます。 |
備考
パフォーマンスの問題: オーバーラン
英語版 URL
https://supportforums.cisco.com/docs/DOC-2613