10M より低い PVC を設定した場合パフォーマンスが出ない問題

ドキュメント

2012/06/25 - 04:20
6月 22nd, 2012

2009年 6月12日(初版)

TAC SR Collection
主な問題

NM-1A-OC3-POM モジュールにて、比較的低い設定 rate(10Mbps 以下)を持つ PVC を経由する通信のパフォーマンスが、ドロップや遅延などの影響により、悪くなる場合があります。

本事象は、CSCsd73749 として報告されています。

NM-1A-OC3-POM モジュールの SAR メカニズムは、各 PVC 毎にそれぞれ一つのキューを持ちます。それらのキューは、二つの threshold によって管理されています。

•High watermark

•Low watermark

高ウォーターマークは、キューが保持できる最大値となります。キューの保持するセルが高ウォーターマークに達した場合、SAR は、キュー ドロップを防ぐために、これ以上、パケットを送らないよう IOS に対し通達します。(throttle close)

この際、SAR に到達できず溢れたパケットは、別途 IOS ホールド キューに保持されます。再び SAR のキューが低ウォーターマークに達した場合には、throttle をオープンにします。

つまり、高ウォーターマークが小さく、高ウォーターマークと低ウォーターマークの間隔が短い場合などにおいて、直ぐにキューが枯渇し、ドロップや遅延が発生しやすくなります。そのため、例えば 1Mbps 以下の PVC の場合、高ウォーターマークと低ウォーターマークのデフォルト値は、それぞれ 50 と 10 となっており、キューの枯渇がしやすくなります。結果、パフォーマンスの低下が発生します。

対象製品:
CISCO3800 シリーズ +  NM-1A-OC3-POM(=)
All IOS version

解決策

CSCsd73749: NM-1A-OC3-POM::High Latency and Output Drop rate for low bandwidth PVC

本事象は、CSCsd73749 として報告されており、修正が行われています。修正済みバージョン以降では、高ウォーターマークおよび低ウォーターマークを調整するために queue-depth コマンドが追加されています。コマンドに関する詳細は、 NM-1M-OC3-POMの透かしCLI を参照してください。

ご利用の PVC の設定 PCR が低く、予期せぬドロップや遅延などの影響によりパフォーマンスが低くなる場合には、上記のサイトを参照し、queue-depth の値を変更し、最適な値を評価してください。

なお、特権モードにて debug atm oc3 pom sar をセットし、PVC のコンフィグレーションモードにて、VBR-nrt や CBR、UBR などの PCR を設定後、コンフィグレーションモードを抜けることで、以下のようなデバッグが出力されますので、現在の設定値を確認する事が出来ます。

*Feb 21 08:39:41.539: ATM2/0: HI/LO watermarks: 226/113; PeakRate: 12000

備考

掲載元: TechNews 2007 年 2 月号 No.0702-0003

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アクション

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