2012年10月26日（初版）
| TAC SR Collection |
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| 主な問題 | Cisco IOS にて ntp clock-period の設定が原因で Standby-RP の再起動後に Active-RP と Standby-RP 間で同期がうまく行えず、Standby-RP が Reload を繰り返す場合があります。 通常は ntp clock-period が設定されていても問題なく Active-RP と Standby-RP 間で同期可能ですが、Standby-RP の再起動時にごく稀にですが、この問題が発生する場合があります。 以下は事象発生時の Active-RP の出力例です。 Oct 23 06:14:12.931: Config Sync: Bulk-sync failure due to PRC mismatch. Please check the full list of PRC failures via: show redundancy config-sync failures prc Oct 23 06:14:12.931: Config Sync: Starting lines from PRC file: -ntp clock-period 17180459 |
| 原因 | system が自動的に設定する ntp clock-period の設定が原因となります。 Active-RP にて no ntp clock-period を設定し ntp clock-period の設定を削除してください。 clock-period を削除することで Active-RP と Standby-RP は正常に同期可能です。 ntp clock-period は時間経過後に system が自動的に再設定します。 この問題を修正するためには IOS の NTP のコード設計を大きく変更する必要がありましたが、 NTPv4 の導入と共に、ntp clock-period を使用しないデザインに変更されました。 NTPv4 が使用可能な IOS version であれば ntp clock-period を使用しないため、この問題は発生いたしません。 NTPv4 が使用可能かどうかは Cisco Feature Navigator を使用して確認してください。 また、該当する製品は RP を2枚挿し Active/Standby にできる製品となります。 例としては Catalyst 6500 シリーズ, Cisco 7600 シリーズ, Cisco 10000 シリーズ, ASR1006 などです。 |
解決策 | 不具合の暫定回避策 ： no ntp clock-period を Active-RP に設定してください。 改修版ソフトウェア ： NTPv4 が使用可能な IOS version であれば ntp clock-period を使用しないため、この問題は発生いたしません。 NTPv4 が使用可能かどうかは Cisco Feature Navigator を使用して確認してください。 |
備考 Cisco Feature Navigator を使用して NTPv4 が使用可能かどうか確認できます。
