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Yusuke Yoshinaga
Cisco Employee
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Jabber Video for TelePresence(Movi)がクラッシュした際に原因の調査を行うためのダンプファイル取得方法について紹介します。

ログをCisco TACにご送付いただく際には以下の情報も合わせてご連絡ください。

 

1. 事象の再現性

例)

  • 同じ手順を実施すると必ず再現する
  • 1度だけ発生し、その後に同じ手順を実施しても再現しない
  • ある手順を実施するとx回中x回再現した

 

2. 事象の再現手順

特定の手順でクラッシュする場合、できるだけ詳細にお知らせください。

再現性がない場合でも、クラッシュの発生時に実施していた手順をお知らせいただくことで調査に有用な情報となります。

 

3. Jabber Video for TelePresence(Movi)を動作している環境(例: Mac OS X, Windows XP, Windows Vista/7)

 

4. エラーメッセージ等

クラッシュ時にエラーメッセージ等が表示された場合、その内容を正確にお知らせください。

可能であれば画面キャプチャをご取得ください。

 

5. クラッシュダンプファイル

OS別(Mac OS X, Windows XP, Windows Vista/7)のログ取得手順を本記事で説明します。

 

Mac OS X

Mac OS Xでは、アプリケーションのクラッシュ時にCrashReporterが自動的にクラッシュダンプファイルを生成します。クラッシュ発生時に表示される内容をテキストファイルにコピーしてください。

また、CrashReporterで生成されるクラッシュダンプファイルは下記ディレクトリに保存されます。

~/Library/Logs/CrashReporter/

ファイル名に"Movi"(バージョンにより"Jabber Video"となります)を含むファイルを取得してください。

 

Windows XP

  • Dr Watson

Windows XPの標準ツールDr Watsonを使用してクラッシュダンプファイルを取得します。

ご使用のPCにDr Watsonがインストールされない場合には後述のuserdumpと呼ばれるツールを使用する方法があります。

 

1. コマンドプロンプトで下記コマンドを実行してください。

drwtsn32 -i

 

2. PCにDr Watsonがインストールされた場合、下図のように表示されます。

 

3. コマンドプロンプトで下記コマンドを実行してDr Watsonを起動します。

drwtsn32

 

 

4. 上記ウィンドウが表示されますので、以下の設定を行ってください。

  • ログファイルパス

クラッシュダンプファイルを保存するディレクトリのパスを指定してください。

  • クラッシュダンプの種類

「完全」を選択してください。

  • ダンプシンボルテーブル

チェックを入れてください。

  • すべてのスレッドコンテキストをダンプ

チェックを入れてください。

  • クラッシュダンプファイルの作成

チェックを入れてください。

 

5. 上記設定を行った状態でJabber Video for TelePresence(Movi)のクラッシュが発生すると、「ログファイルパス」に指定したディレクトリにuser.dmp、drwtsn32.logの2ファイルが生成されますのでご取得ください。

(注意) Dr Watsonのエラーにより、ファイルが生成されないことがあります。この場合、クラッシュの解析は困難となります。

 

Dr Watsonについては下記のMicrosoftの記事をご参照ください。

Windowsのワトソン博士(Drwtsn32.exe)ツールについて

http://support.microsoft.com/kb/308538/ja

 

  • userdump

上述のDr Watsonが使用できない場合、userdumpと呼ばれるツールでクラッシュダンプファイルを取得する方法があります。

 

1. userdump.exeをMicrosoftのサイト(本項の下部にリンクを記載しています)よりダウンロードし、インストールしてください。

 

2. Jabber Video for TelePresence(Movi)のクラッシュが発生した際、表示される以下のウィンドウにて「OK」をクリックせず、以降の手順を実施してください。

(注意) 表示されるメッセージの内容は発生した事象やJabber Video for TelePresence(Movi)のバージョンによって異なります。

 

3. コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。

userdump JabberVideo.exe

(注意) バージョンが4.2(および以前のバージョン)の場合、movi.exeとしてください。

 

4. コマンドプロンプトにクラッシュダンプファイルの出力パスが表示されますので、そのディレクトリからファイルをご取得ください。

 

5. 手順2.のウィンドウで「OK」をクリックしてJabber Video for TelePresence(Movi)を終了します。

 

userdumpについては下記のMicrosoftの記事をご参照ください。

Userdump.exeを使用してダンプファイルを確認する方法

http://support.microsoft.com/kb/241215/ja

 

Windows Vista/7

Windows Vista/7ではWindows Error Reportingを使用してクラッシュダンプファイルを生成します。

 

1. Windowsのスタート > ファイル名を指定して実行で「regedit」を実行してください。

 

2. レジストリエディタで以下のキーが存在することを確認してください。キーが存在しない場合には、作成してください。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\LocalDumps

 

3. 上記のキーの配下に以下の値が設定されていることを確認してください。

名前

種類

データ

DumpFolderREG_EXPAND_SZ%LOCALAPPDATA%\CrashDumps
DumpCountREG_DWORD100
DumpTypeREG_DWORD2

 

4. Jabber Video for TelePresence(Movi)のクラッシュが発生すると上記手順3.のDumpFolderで指定されているディレクトリにクラッシュダンプファイルが生成されますので、ご取得ください。

 

Windows Error Reportingによるクラッシュダンプファイルの取得設定については下記Microsoftの記事をご参照ください。

Collecting User-Mode Dumps

http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb787181(VS.85).aspx

 

備考

クラッシュ時以外のログの取得方法につきましては、下記記事をご参照ください。

Jabber Video for TelePresence(Movi)のログ取得手順

https://supportforums.cisco.com/ja/document/137991

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Yusuke Yoshinaga
Cisco Employee
Cisco Employee

Jabber Video for TelePresence(Movi)は2018年3月31日にサポート終了致しました。

 

End-of-Sale and End-of-Life Announcement for the Cisco Jabber Video for TelePresence (Movi) Versions 4.8 and Later
https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/collaboration-endpoints/jabber-video-telepresence-movi/eos-eol-notice-c51-732787.html

 

End-of-Life and End-of-Support Announcement for Cisco Jabber Video for TelePresence (Movi) Versions 4.7 and Earlier
https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/collaboration-endpoints/jabber-video-telepresence-movi/bulletin-c25-732028.html

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