ルータとアナログモデムの配線について

ドキュメント

2017/02/02 - 00:03
5月 26th, 2014
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1. ドキュメントの目的

 

ルータとアナログモデム間の配線方法は、アナログモデムのインタフェース種別やアナログモデムの特性によって異なります。
配線の方法を誤ると、ルータとアナログモデム間でシグナルが消失し、相互接続上の問題が発生します。
このドキュメントでは、ルータの補助(AUX)ポートや非同期(Async)ポートと、アナログモデム間の配線をするときの注意事項と具体的な配線方法について記載します。

 


 

2. モデム~ルータ間の信号

 

アナログモデムとルータは RS-232( 正式には EIA-232-D/E ) で規定されている信号の一部を使用して通信を行います。使用される信号と各インタフェースにおけるピンアサインについて下表に示します。

 


 

配線を行う際、以下の点に注意してください。

  • TxD と RxD はクロス結線にする。
    モデムの TxD とルータの RxD、モデムの RxD とルータの TxD を接続します。
     
  • 必要に応じてモデムの CD をルータの DSR に結線する。
    CD は回線の接続状態を DCE が DTE に知らせるための信号です。
    ルータは EXEC セッションの開始・終了、及びセッション終了後にモデムの初期化を行う為にモデムから回線の接続状態の通知を受ける必要があります。

    しかしながら、ルータの RJ-45 ポートには CD がアサインされたピンがありません。
    ルータは CD の代わりに DSR の ON/OFF で回線の接続状態の通知を受けることを期待しています。
    この条件は以下のいずれかの方法で満たすことができます。

    1. アナログモデムの CD とルータの DSR を結線する。

    2. アナログモデムの DSR で CD をエミュレートする。

    詳細は各配線方法の項で説明します。

 

3. モデムのインタフェースが DB25 の場合の配線方法

 

モデム接続用の DB25-to-RJ45 アダプタは DB-25 の CD が RJ-45 の DSR と結線されています。


 

4. モデムのインタフェースが DB9 の場合の配線方法 (1)

- モデムの DSR でルータの DCD をエミュレートする -

 

DB9-to-RJ45 アダプタは DB-9 の CD を結線していません。DB-9 の DSR は RJ-45 の DSR に結線されています。

配線方法(1) はアナログモデムの DSR で CD をエミュレートすることを前提にしています。そのような機能を備えているモデムでは通常 AT コマンド AT&S1 によって同機能を有効にすることができます。

 


 

4. モデムのインタフェースが DB9 の場合の配線方法 (2)

- 特殊な DB9-to-RJ45 アダプタを使って結線を変更する -

 

 

配線方法(2) は結線を自由に変えることができる特殊な DB9-to-RJ45 アダプタを使用して、DB-9 の CD を RJ-45 の DSR と繋ぐ方法です。このとき、DB-9側 の DSR は結線されていない状態のままで問題ありません。

 

 


 

4. モデムのインタフェースが DB9 の場合の配線方法 (3)

- 2 つのアダプタを使用する -

 

配線方法(3) は DB9-to-DB25 アダプタと DB25-to-RJ45 アダプタを使用してモデムの CD をルータの DSR と繋ぐ方法です。この結線の変更は DB25-to-RJ45 アダプタ内部で行われています。
アダプタ同士を接続する際にジェンダーチェンジャーが別途必要になるかもしれません。

 

 


 

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