キャンセル
次の結果を表示 
次の代わりに検索 
もしかして: 
cancel
1427
閲覧回数
5
いいね!
0
コメント
Yutaka Takahashi
Cisco Employee
Cisco Employee

 【イントロダクション】

UCS CシリーズにおいてGlobal Hot Spare(GHS)を使用している構成でVirtual Drive (VD) を形成する物理ディスク(PD = Physical Drive)1台故障した場合、リビルドが走り故障したPDの代わりにGHSと定義されているPD1台がVDに組み込まれます。

故障したPDを交換すると、VDに組み込まれたPDから交換したPDCopy Back(CB)が走り、CB完了後、故障前の状態に戻ります。

以下の例は、故障したDisk3を交換した際の動きとなります。

 

しかしながら、極稀にCBが自動的に走らない場合があります。

そのような場合、MegaRAID Storage Manager (MSM) を導入することで、容易に手動CBさせることが可能です。以下に、MSMの導入、及び手動CBの手順を示します。

 

【注】

MSMは、Windowsバージョン, RedhatバージョンのMSM, 管理PC、管理対象サーバにインストールし、管理PCで集中管理できますが、今回紹介する例は、Windows Server 2012 が動作しているMSM管理対象サーバにMSMをLocalオプションでインストールをしております

ESXiホストで動作するMegaRAIDコントローラのMSMの管理については、以下のURLをご参照ください。

http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2004166

 

 

【例題の構成】

<オリジナルの構成>

VD0: Disk1 ~ 7 (RAID6)

GHS: Disk8 ~ 11

Disk5failし、Disk10にRebuildした。

Disk5を交換したが、CB が走らず、Unconfigured Good のステータスになった。

<Disk5交換後の構成>

VD0: Disk1~4, 6, 7, 10

GHS: Disk8, 9, 11

Unconfigured Good: Disk5

 

 インストール

(1) MSMインストーラーをAVAGO社のサイトからダウンロード

http://www.lsi.com/support/pages/download-results.aspx?keyword=megaraid%20storage%20manager

 

 

 

(2) zipを解凍し、Disk1フォルダの中のsetup.exe をダブルクリック

 

(3) Custom installation => Local を選択し、Nextを押していき、インストールを完了させる。

 

 

 Copy back の実行

(4) OSアカウントでログイン。

 

(5) Logicalタブで、Disk10VD0に組み込まれ、Disk5Unconfigured Good のままになっていることを確認。Copy元のDisk10で右クリック→Replace Drive を選択。

 

(6) Copy先のDisk5を選択し、OKボタンを押す。

 

 

(7) Dashboardタブ配下のBackground Operations で、CB の進捗状況を確認

 

(8) CB完了後、Disk5VD0に戻り、Dsik10GHSに戻ったことを確認

(他のGHS Disk の頭に付いているアイコンは、Diskがパワーセーブモードになっていることを表しており、Disk1030分経過するとパワーセーブモードに移行します)

 

Getting Started

検索バーにキーワード、フレーズ、または質問を入力し、お探しのものを見つけましょう

シスコ コミュニティをいち早く使いこなしていただけるよう役立つリンクをまとめました。みなさんのジャーニーがより良いものとなるようお手伝いします