2015年8月19日(初版)
----年--月--日(アップデート)
TAC SR Collection |
主な問題 |
IP SLA にて "tos 192" を設定したが、CoS 6 が割り当てられた Egress キューではなく、Default の Egress キューに格納され送信されます。
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原因 |
上記の動作は仕様となります。
/**以下、スーパーバイザーの CPU が生成したパケットのキューについての説明となります **/
Nexus 7000 の基本設計としてスーパーバイザーの CPU が生成した L3 パケットは、Egress ポートの Default キューに格納される仕様となります。
ルーティングプロトコル(BGP/OSPF/EIGRP/RIP 等)や PIM、LDP などのコントロール系パケットは自動で DCSP "CS6" としてマーキングされます。そして Fabric では strict-priority キューに格納され、出力ポートでは優先制御にて Default キューに格納されます。ここでの優先制御とはパケットがドロップしいようハンドリングされることを指します。
IP SLA で "tos 192" と設定した場合、同様に Fabric では strict-priority キューに格納され、同様に優先制御にて Default キューに格納されます。
スーパーバイザーが生成した L2 パケットについては CoS 5 が割り当てられた Egress キューに格納されます。
また、これまでの改修により一部のパケットについては DSCP に基づいた Egress キューに格納されるように実装が変更されております。
以下 6.2(12) での主なプロトコルのコントロールパケットの格納キューの情報となります。
match cos 6: bgp/osrp/eigrp/rip/hsrp/pim/ldp
match cos 5: lacp/arp reply
match cos 0: 上記以外
# 上記の動作については予告なしに変更される場合があります
なお,本動作は現行の SUP1/SUP2/SUP2E のものであり、将来リリースされる SUP については動作が異なる可能性があります。
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解決策
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機能拡張として以下の提案が行われております。実装の可否を含め Bug Search ツールでのトラッキングをお願いします。
CSCuv82710 ip sla packet should be sent from queue by the tos configuration.
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