はじめに
Unified Communications Manager(Unified CM)の管理ページで、特定の設定のみ編集可能なカスタマイズユーザの作成方法を説明します。
Unified CM の管理ページおよびその他のアプリケーションから利用可能なリソースがいくつかの権限にグループ化されます。
特定の設定のみ変更可能なユーザを作成するために、カスタム権限を追加する必要があります。権限にはリソースのグループが含まれており、それらの各リソースには特権が割り当てられています。権限に設定されている特権によって、ユーザがいずれのページにアクセスできるか、または、あるページでいずれの設定を追加/更新が可能か決定されます。
特権によって、Unified CM の管理ページにおける次のアクセス権が指定可能です。
読み取り:該当ウィンドウにおけるデータの表示を許可します。
更新 :該当ウィンドウにおけるデータの表示および変更を許可します。更新特権を持つユーザは、挿入、削除、更新、リセットなどの操作を実行できます。
特権、権限とアクセスコントロールグループの関係は下記の図の通りです。
設定例
設定手順は、下記のようになります。
新しいカスタマイズ権限の作成
1) Unified CMの管理ページにログイン
2) ユーザ管理>ユーザ設定>権限
3) 新規追加をクリック
4) 各ページに対して、ユーザの特権を設定
アクセスコントロールグループの作成
5) ユーザ管理>ユーザ設定>アクセスコントロールグループ に移動
6) 新規追加をクリックして、名前を入力
7) 関連リンクから、アクセスコントロールグループに権限を割り当てをクリック
8) 表示される画面で、上記で設定した権限を選択して、追加
ユーザの作成
9) ユーザ管理>アプリケーションユーザ
10) 新規追加をクリックして、名前とパスワードを設定
11) アクセスコントロールグループに追加 ボタンをクリック
12) 上記の6)で作成したアクセスコントロールグループにチェックを入れて、選択項目の追加をクリック
13) ユーザ設定ページで保存をクリック
参考情報
Cisco Unified Communications Manager システム ガイド、リリース 10.0(1)