Nexus 7000/7700 シリーズ: cpmCPUTotalEntry 配下の MIB について複数の値が返ってくる

JapanTAC_CSC · ‎2017-06-06

2017年6月6日（初版）
----年--月--日（アップデート）

TAC SR Collection

主な問題

cpmCPUMemoryUsed に対して snmpwalk を実行したところ値が複数返って来ました。

これらの値は何を意味するのでしょうか。

[user@server /]$ snmpwalk -ccisco -v2c 192.168.1.1 1.3.6.1.4.1.9.9.109.1.1.1.1.12
SNMPv2-SMI::enterprises.9.9.109.1.1.1.1.12.24 = Gauge32: 1230644
SNMPv2-SMI::enterprises.9.9.109.1.1.1.1.12.25 = Gauge32: 1246640
SNMPv2-SMI::enterprises.9.9.109.1.1.1.1.12.26 = Gauge32: 15116648
SNMPv2-SMI::enterprises.9.9.109.1.1.1.1.12.31 = Gauge32: 983720

原因

Nexus 7000/7700 シリーズでは，モジュール上のプロセスが使用するメモリについても情報を提供します。OID 最後の数字がスロット番号を表し (Slot 1 = 22)、搭載されたラインカードに併せて値を返信します。

※上記の例だと Slot 3、4、5，10 にラインカードが搭載されています。

解決策

期待された動作となり，Supervisor が搭載された Slot を監視対象として頂ければと思います。