AnyConnect 4.0.07070がリリースされましたが、こちらのバージョン以降のアプリについては、従来のAnyConnectアプリとは異なるアプリとしてApp storeに掲載されています。
従来のアプリは「Cisco Legacy AnyConnect」に名前が変更されており、アプリとしては異なるものとなりますのでご注意ください。
新アプリ: Cisco AnyConnect (New)
旧アプリ: Cisco Legacy AnyConnect
■ 新アプリの動作条件
- Platform (iPhone, iPad, iPad touch) の制限はありません
■ Legacy AnyConnect (4.0.05xxx 以前)
現時点ではApp storeに掲載されていますが、重大なセキュリティの問題を除き、こちらのアプリについてはメンテナンスが行われません。
また、AnyConnect のサポートポリシーは、App storeに掲載の最新バージョンのみのサポートであり、将来的に Legacy AnyConnect はその対象から除外される予定ですので、新アプリへの移行をご検討ください。
■ 新アプリ移行時の注意事項
1) 新旧アプリの共存
Legacy AnyConnect との同時インストールは可能ですが、その状態は非サポートとなります。
Legacy AnyConnect から直接アップグレードを行うことは不可であるため、Legacy AnyConnect をアンインストール後に新アプリをインストールしてください。
2) MDM
MDM (EMM) での管理は、以下の3つの Attribute に対応したアプリケーション/プラットフォームが必要となります。詳細は EMM ベンダへお問い合わせください。
- VPNType (VPN)
- VPNSubType (com.cisco.anyconnect)
- ProviderType (packet-tunnel)
ProviderTypeはPer-App VPNを利用するときのみ必要
3) 証明書
Legacy AnyConnct でインストールしていた証明書は引き継ぐ事ができません。新アプリで再インストール必要となります。
■ 新アプリの変更点
1) Per app VPN
TAC サポートの提供が開始されました。
2) デバイスID
UDID を利用しなくなったため、Factory reset を実行すると値が変化します。
ただし、同一デバイスのバックアップを復元した場合には、元の ID に戻すことができます。
3) 証明書
証明書の配布方法は以下に限定されます。
- MDM
- AnyConnect アプリの SCEP
- AnyConnect UIからの手動インストール
- URI handler
従来のアプリで利用可能であった、emailや、ブラウザ経由等上記以外の方法は利用不可となります。
詳細は以下のリリースノートをご参照ください。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/security/vpn_client/anyconnect/anyconnect40/release/notes/b_Release_Notes_Apple_iOS_AnyConnect_4-0-x.html#reference_zdt_dfs_d1b