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Hideyuki Osaki
Cisco Employee
Cisco Employee
 

このドキュメントでは、PI および MSE の障害発生時に取得する基本的なログの取り方について紹介します。TAC へサービスリクエストを申請するとき等にご活用ください。

 

Prime Infrastructure (PI) /Prime Network Control System (NCS):

Wilress Contoller (WLC) を管理する製品であり、基本的には WLC と SNMP により通信を実施して各種の情報を表示する装置です。

 

Mobility Service Engine (MSE) :

クライアントや Rogue AP, タグのロケーション情報を計算するエンジンであり、WLC と NMSP で通信をします。

また、PI と MSE は SOAP/XML 等により連携をします。

 

いずれも root としてログインすることで一部の Linux のコマンド操作が可能であり、それを活用してログを取得することも可能です。

 

PI のログ取得について

 

  1. Administration > Logging を選びます
  2. Message Level のドロップダウンメニューで Trace を選びます
  3. Log Module の全てのチェックボックスにチェックを入れます
  4. Save ボタンを押してログ設定を保存します
  5. ここで事象を再現させます
  6. 同時に PI にて予め SSH でログインしておき、"show clock" コマンドにより、事象を再現させた時刻をメモに記録しておきます。
  7. 事象再現終了後、Loggin ページに戻り Download ボタンから Download します
  8. Message Level を Information 等に戻して Save します
  9. Download したファイルはサイズが大きいので TSRT を使って SR にアップロードします


PI の Logging の操作についてはこちらに記載しています。
Prime Infrastructure 1.4 Configuration Guide

PI が起動しない場合や GUI が無応答の場合は ssh でログインして /opt/CSCOlumos/logs 以下の
ファイルを全てアーカイブした上で FTP で取得し、TSRT で SR にアップロードしてください。
具体的には次の操作です。灰色は出力です。ファイル名には SR 番号を入れ、FTP サーバの IP アドレスは適切に変更してください。

ssh で管理者権限でログイン後に
PrimeInfrastructure/admin# root
Enter root patch password :
Starting root bash shell ...
ade # cd /opt/CSCOlumos/
ade # tar -zcvf SR6xxxxxxxxlogs.gz logs
ade # ftp 172.17.118.18
Connected to 172.17.118.18 (172.17.118.18).
220 Service ready for new user

Name (172.17.118.18:admin): ftp-user
331 User name okay, need password for ftp-user
Password:
230 User logged in, proceed
Remote system type is UNIX.

ftp> binary
200 Command TYPE okay

ftp> put SR6xxxxxxxxlogs.gz
227 Entering Passive Mode (172,17,118,18,208,249)
150 File status okay; about to open data connection
226 Closing data connection
100720934 bytes sent in 5.98 secs (1.6e+04 Kbytes/sec)

ftp> bye
221 Goodbye

ade # rm SR6xxxxxxxxlogs.gz
ade # exit
exit
PrimeInfrastructure/admin#


また、次のコマンドの出力を取得してください。
PrimeInfrastructure/admin# ncs status
 

MSE のログ取得について

前述の PI のログ取得をした上で、追加で次の作業が必要です。
 

 

  1. PI を操作して Services > Mobility Services Engines > MSE_hostname > System > Logs を選びます
  2. Logging Level のドロップダウンメニューで Trace を選びます
  3. Logging Options の全てのチェックボックスにチェックを入れます
  4. 特定のクライアントが絡んでいる場合、MAC Address Logging にもチェックを入れて、その下のフォームに MAC Address を入れて Add します
  5. Save ボタンを押してログ設定を保存します
  6. ここで事象を再現させます
  7. 同時に MSE に予め SSH でログインしておき、"clock" コマンドにより事象を再現させた時刻を表示させ、メモに記録しておきます。
  8. 事象再現終了後、Logs ページに戻り Download Logs ボタンから Download します
  9. Message Level を Information 等に戻して Save します
  10. Download したファイルはサイズが大きいので TSRT を使って SR にアップロードします


MSE (CMX) の Logging の操作についてはこちらに記載しています。
Cisco Connected Mobile Experiences Configuration Guide, Release 7.4

MSE が起動しない場合や GUI が無応答の場合は ssh で root でログインして /opt/mse/logs 以下の
ファイルを全てアーカイブした上で FTP で取得し、TSRT にてアップロードしてください。
具体的には次の操作です。灰色は出力です。ファイル名には SR 番号を入れ、FTP サーバの IP アドレスは適切に変更してください。

[root@MSE ~]# cd /opt/mse
[root@MSE mse]# tar -zcvf SR6xxxxxxxxMSElogs.gz logs
[root@MSE mse]# ftp 172.17.118.18
Connected to 172.17.118.18.
220 Service ready for new user
502 Command AUTH not implemented
502 Command AUTH not implemented
KERBEROS_V4 rejected as an authentication type

Name (172.17.118.18:root): ftp-user
331 User name okay, need password for ftp-user
Password:
230 User logged in, proceed
Remote system type is UNIX.
ftp> binary
200 Command TYPE okay

ftp> put SR6xxxxxxxxMSElogs.gz
local: SR6xxxxxxxxMSElogs.gz remote: SR6xxxxxxxxMSElogs.gz
227 Entering Passive Mode (172,17,118,18,209,147)
150 File status okay; about to open data connection
226 Closing data connection
17446793 bytes sent in 0.43 seconds (4e+04 Kbytes/s)

ftp> bye
221 Goodbye
[root@MSE mse]#

[root@MSE mse]#rm SR6xxxxxxxxMSElogs.gz
[root@MSE mse]#


また、次のコマンドの出力を取得してください。
[root@MSE mse]# /etc/init.d/msed status
 

PI, MSE で共通して取得する情報について

 
  • 事象の具体的な再現手順
  • 問題を表している GUI のスクリーンショット
  • ソフトウェアバージョン変遷の履歴
  • WLC, MSE, AP それぞれの PID と台数
  • ネットワーク構成図
  • 事象解決あるいは切り分けのためにこれまでに実施した項目
  • WLC で次のコマンド出力     
    • show auth-list
    • show nmsp status
    • show nmsp subscription summary
    • show nmsp notification interval
    • show nmsp statistics summary
    • show run-config
    • show traplog
    • show logging
  • 特定のクライアントやタグの挙動が関連している場合、事象再現時の前後を通して WLC で次の debug      
    • debug client {クライアント/タグの MAC アドレス}
  • PI, MSE の接続ポートでのパケットキャプチャ
 
 
 
 

 

お客様におかれましては、上記の案内をご活用いただき、スムーズにトラブルシューティングを開始できるよう、何卒ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
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