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katsuyask2
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このドキュメントはネットワーク初心者を対象にシスコのユニファイドコミュニケーション技術を紹介するドキュメントです。

 

【ユニファイドコミュニケーションとは】

ユニファイドコミュニケーションとは、様々な通信手段やコミュニケーション手段を統合する事により、これまでにないコミュニケーションの方法を実現しようとする試みの事です。

 

これまで、通信・コミュニケーションを行うための手段として、音声電話やFAX、電子メール、インスタントメッセンジャー(IM)、VoIP(Voice over IP)などが発達しており、それぞれ手段に応じて使い分けられてきました。ユニファイドコミュニケーションは、これらの機能をそれぞれの長所を活かしつつ一つのシステムへ統合することによって、より柔軟な機能を提供し、効率化や生産性の向上、コスト削減を実現しようとするものです。

 

【現状】

急激に変化する経営環境の中で企業や組織が長期的な成長を成し遂げるには、多様な人材の力が必要不可欠となっています。そして、今後予測される人口減少をはじめ、ビジネスのグローバル化への対応、ダイバーシティ(国籍、性別、世代など)の推進、雇用・就労形態の多様化といった「ワークスタイル」問題への対応も迫られています。

このような問題の解決策としてIT技術を使用した「ユニファイドコミュニケーション」の技術が注目されています。

 

【シスコのユニファイドコミュニケーション】

シスコが目指す「ワークスタイル」とはいつ、どこにいても瞬時に会社の情報にアクセスでき、会社にいなくても情報収集や資料作成、会議を行え、離れた場所にいる人ともシームレスにコミュニケーションができるものです。

そして、シスコの製品はどんな場所(家、カフェなど)でも「職場」にしてくれます。

 

また、シスコはこれらを提唱するだけでなく、シスコ自身が実践を通じてロールモデルとなるべくワークスタイルの変革に取り組んでいます。

 

【シスコの主な製品】

シスコの製品には大きな特長が2つあります。

①いつでも、どこでも、どんなデバイスでも、最適なソリューション環境を提供

②ビデオ、音声、ソーシャルと様々なビジネスシーンで活用されるコミュニケーション手段を網羅

 

シスコの主な4つの製品

①呼制御

「CUCM(Cisco Unified Communications Manager)」

CUCMはビデオ、音声、モビリティ、メッセージング、インスタントメッセージ(IM)、および、プレゼンスのセッション制御及びコール制御を実現する、シスココラボレーションサービスの中心となる製品です。

代表的な技術として以下の技術が使用されています。

・SIP…VoIPを応用したインターネット電話などで用いられる、通話制御プロトコルの一つです。

・SCCP…メッセージ転送部(MTP)だけでは実現できないメッセージのルーチングやフロー制御、順序制御機能を実現するものです。

≪CUCMの基本的なトラブルシューティング≫

https://supportforums.cisco.com/ja/document/137136

 

「Cisco Business Edition 6000」

Cisco Business Edition 6000は、中規模(1000ユーザまで)をターゲットとした、UCのパッケージソリューションです。仮想化に対応したCisco Unified Commputing System(以下「UCS」)をアプライアンスサーバとして、コール管理や、ボイスメールなどのUCアプリケーションを利用することができます。

「CUCME(Cisco Unified Communication Manager Express)」

CUCMEは、Cisco IOSソフトウェアに直接統合された、機能豊富な、エントリレベルのIPテレフォニーソリューションです。CUCMEを使用すると、中小企業のお客様や、小規模の独立企業の事業所において、小規模オフィス向けの単一プラットフォーム上で音声、データ、IP テレフォニーを展開できます。これにより、業務を効率化しネットワーク コストを削減できます。

代表的な技術として以下の技術が使用されています。

・PBX…企業などの施設で複数(多数)の電話機を設置する場合に、施設内に設置・運用される電話交換機のことです。施設内の電話機同士で内線通話できるようにしたり、外線(公衆回線)との接続を行います。

 

②コミュニケーションゲートウェイ

「Expressway」

高度にセキュアなファイアーウォール越えテクノロジーを使用することでビデオ、音声、インスタントメッセージなどのコラボレーションを組織全体に広げることが出来ます。

 

「CUBE(Cisco Unified Border Element)」

CUBEは企業の照準に合わせたシスコのセッションボーダーコントローラーで、企業のIPネットワークからサービスプロバイダーのSIPトランクへ音声およびビデオ接続を提供します。

代表的な技術として以下の技術が使用されています。

・セッションボーダーコントローラー(SBC)…SIPを利用するIP電話ネットワークで、別のネットワークとの境界に設置されるゲートウェイ装置です。

・SIPトランク…組織とファイアウォールの外側のインターネットテレフォニーサービス プロバイダー(ITSP)との間にSIP通信リンクを確立するSIP接続です。

≪CUBEでのコールアドミッション制御(CAC)の実装に関するドキュメント≫

https://supportforums.cisco.com/ja/document/12246476

 

「TDMゲートウェイ」

TDMゲートウェイはCiscoのルータ上で動作しデジタル回線(ISID)とも接続できます。

代表的な技術として以下の技術が使用されています。

VGゲートウェイと同様に、呼の接続・切断を制御するプロトコル(アナログ回線: FXS/FXOなど、デジタル回線: BRI/X.25など、IP: SIP/H.323/MGCPなど)と音声(やビデオ)信号の変換・中継を行う機能を持っています。

 

「VGゲートウェイ」

VGゲートウェイは機能・用途的にはTDMゲートウェイと近いと言えますが、VGゲートウェイは専用ハードウェア製品となります。TDMゲートウェイと同様に、呼の接続・切断を制御するプロトコル(アナログ回線: FXS/FXOなど、デジタル回線: BRI/X.25など、IP: SIP/H.323/MGCPなど)と音声(やビデオ)信号の変換・中継を行う機能を持っています。

 

③ユニファイドコミュニケーションアプリケーション

「Jabber」

Cisco Jabberは一般的な通信ネットワークを使わずにシスコが作成したセキュアなネットワーク(Cisco AnyConnect セキュアモビリティ)を使用し、ユーザーにエンドツーエンドの高品質なビデオ会議や音声電話を提供します。

代表的な技術として以下の技術が使用されています。

・IP(Internet Protocol)…ネットワークに参加している機器のアドレッシングや相互に接続された複数のネットワーク内でのルーティングをするための方法で定義します。

・VoIP(Voice over Internet Protocol)…インターネットやイントラネットなどICP/IPネットワークを使って音声データを送受信する技術です。社内LANを使った内線電話やインターネット電話に応用されています。

≪Jabber for iPhone/Android の音声品質問題への対処方法≫

https://supportforums.cisco.com/ja/document/12335021

 

「Unity」

Cisco Unity Connection は、包括的な機能セットを備えたボイスメールおよびユニファイド メッセージング プラットフォームです。Cisco Unity Connection を使用することにより、E メール受信トレイ、Web ブラウザ、Cisco Jabberメッセージング統合プラットフォーム、Cisco Unified IP Phone、スマートフォン、タブレットなど、多種多様な方法でボイス メッセージにアクセスし、管理することができます。

≪Cisco Unity Connection の診断トレースの取得方法≫

https://supportforums.cisco.com/ja/document/12067571

 

「WebEX」

WebEXは、Cisco Web Collaboration Cloudと呼ばれるグローバル専用線を通じてオンデマンドで配信されます。情報はシスコのサーバーに蓄積されることはなく、情報は128 ビットSSLおよびAES暗号化によりプライベートかつセキュアに保たれます。

≪CWMS(Cisco WebEX Meetings Server)におけるログの取得方法≫

https://supportforums.cisco.com/ja/document/11937631

 

④テレフォニーエクステンション

「CAC(Cisco Unified Attendant Console)」

CACは、企業のオペレータや受付担当者が着信コールを効率的に処理するためのツールです。またCAC は Cisco Unified IP Phone とセットで提供され、Cisco Unified Communications Manager および Cisco Business Edition 6000 プラットフォームでサポートされます。

 

製品の詳細は以下のURLをご確認ください。

http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/iptel/index.html

 

シスコのユニファイドコミュニケーション技術の導入事例について詳しく知りたい方は

以下のURLをご確認ください。

http://www.cisco.com/web/JP/solution/collaboration/literature/pdf/0886_cisco_uc_guide.pdf

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