はじめに
このドキュメントでは、Cisco TelePresence端末C/EX/MX/SXシリーズに適用するソフトウェア(TCソフトウェア)のアップグレード時のリリースキー適用に関する注意事項を説明します。
概要
従来、TCソフトウェアのアップグレード時には、アップグレードするバージョンに対応するリリースキーを端末に適用する必要がありました。
TC6.1からはソフトウェアアップグレード時にリリースキーの適用が不要となりました。
背景
TC6のリリースノート(「関連事項」参照)の38ページ「Release key policy change and software upgrade management」に記載のとおり、TCソフトウェアリリースキーの適用ポリシーをTC6.1で変更したため、アップグレード前のソフトウェアバージョンによってリリースキーの適用有無が異なっています。
アップグレード前のソフトウェアバージョン別に必要な手順
TC6.1よりも前のバージョンからのアップグレード
TC5のリリースキーのみ適用した状態でTC5.1.4からTC7.4のファイルをアップロードすると、下図のとおりTC7のリリースキーが必要であることを示すメッセージを表示し、エラーとなります。
TC6.1以前のバージョンからソフトウェアをアップグレードする際には適切なリリースキーを適用する必要があります。
TC5.xからTC7.xへのアップグレード時には以下のいずれかの方法でリリースキーを適用してください。
1. TC5.xにTC6のリリースキーを適用し、TC6.1にアップグレード
- 端末のWebUIにadminユーザでログインし、Maintenance > Software Upgradeにて、Add release keyにTC6のリリースキーを入力し、「Add」をクリック
- 同ページのUpgrade SoftwareでTC6.1のソフトウェアファイルを指定し、「Upgrade」をクリック
2. TC6.1からTC7.xにアップグレード(リリースキー不要)
1. TC5.xにTC7のリリースキーを適用し、TC7.xにアップグレード
ソフトウェアアップグレードが完了すると端末は自動的に再起動します(約数分)。
TC6.1(および以降のバージョン)からのアップグレード
アップグレード時にリリースキーを適用する必要はありません。
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