UCS Cシリーズ CIMC 1.5 バージョンでのディスクの交換方法を説明致します。
[ステータス確認]
1.ブラウザからCIMCにログインして Storageタブ -> アダプターを選択 -> Controller Info をクリック
上の例では、Health Status が Severe Fault となっており、障害が発生している事がわかります。
2. Physical Drive Info をクリック
上の例では、Slot 1 のディスクが Severe Fault の状態となっており、Slot 1 のディスクの交換が必要な状態であることがわかります。
3. Virtual Drive Info をクリック
上の例では、Virtual Driver 0 は RAID5 で構成されており Degraded のステータスとなっております。
これは、RAID5 を構成するディスクの1本が失われた状態であり、データの整合性は保たれているものの、故障したディスクの交換が必要な状態を示しております。
この状態であれば、ディスクをオンラインで交換する事ができます。
もし RAD5 で組まれている Virtual Drive の状態が Severe Fault となっている場合には、2本以上のディスクが故障している状態となっており、データの整合性が失われている状態を示しております。この際にはサーバーをシャットダウンして、故障しているディスクを交換し、RAIDの再構成が必要となります。
[ディスク交換]
故障しているディスクスロット(上の例では Slot1)に搭載されているディスクの Health LED を確認し、オレンジ点灯している事を確認します。
RAIDのステータスが Degraded の場合は、オンラインでの交換が可能です。
故障しているディスクを引き抜き、2,3分待ってから新しい交換ディスクを挿入します。
[交換後のステータス確認]
1.LEDの目視での確認
ディスクをオンラインで交換すると、Health LED がオレンジ点灯し、Activity LED がグリーン点滅し始めます。これはリビルドが正常に動作している事を意味します。
2.CIMCからステータス確認
ディスク交換後、CIMCにステータスが反映されるまで数分かかります。もしステータスが反映されない場合にはリロードするか一旦CIMCをログインし直してください。
3.CIMCの Storageタブ -> アダプターを選択 -> Physical Drive Info をクリック
上の例では Slot 1 のディスクが Rebuilding の Status になります。
Operation Status の Refesh をクリックする事でリビルドの進行状況を確認できます。
4.リビルド完了の確認
リビルド完了まで数時間かかります。リビルドが完了後、交換後のドライブの Status 及び Virtual Drive の Status が Good となっている事を確認します。
以上