本ドキュメントでは UCS C220 M4 の RAID Controller (PCIe) の交換手順についてご説明いたします。
[交換対象パーツ]
UCSC-MRAID12G
[作業前確認]
- FE作業
1. CIMCの[Server]タブで[Faults and Logs]メニューを選択し、右画面の[Fault Summary]を確認して、発生しているFaultを確認します。こちらのFaultについては後に確認しますので念のためメモしておいて下さい。
2. 交換対象の RAID card のFWのバージョンをメモします。
*Storage タブ⇒交換対象のRAID card を選択⇒Controller Infoを確認します。
3. CIMC→Server→BIOSをクリックし、[Configured Boot Order][Actual Boot Order]情報を事前にメモします。
*RAIDコントローラを交換後、稀にRAIDコントローラのBoot Orderが最後になり元の順番に戻す必要があるケースがあります。
[作業手順]
- お客様作業 (FE 作業前)
1. OS をシャットダウンしてください。
2. 作業対象特定のために、以下のメニューでLocator LEDを点灯してください。
3. Server → BIOSをクリックし、[Configured Boot Order][Actual Boot Order]情報を事前にメモします。
*RAIDコントローラを交換後、稀にRAIDコントローラのBoot Orderが最後になり元の順番に戻す必要があるケースがあります。
- FE 作業
1. 交換対象のサーバーシャーシに接続されている電源ケーブルと、その他のケーブルにラベリングを行い、元に戻せる状態にしてからケーブルを抜きます。
2. サーバー前面の以下の赤で囲んだラッチ部分を引き上げ、スライドレールに沿ってサーバーをラックの前面に引きます。
3. 以下の図を参考に③のロックを開放し、そのままラッチを引き上げ、サーバーのトップカバーをはずします。
4.RAID card が搭載された PCIe riser を特定し、RAID card上のPortとそのPortに接続しているケーブルの順番をメモし、ケーブルを抜きます。
5. RAID card が搭載された PCIe riser をマザーボードから取り外します。
6. ネジを緩め、PCIe riser から RAID card を取り外します。
7. RAID card からキャッシュモジュールを取り外します。
*取り外し方は、以下を参考にしてください。
https://supportforums.cisco.com/ja/document/13021846
8. 新しいRAID card にキャッシュモジュールを取り付け、ケーブルを配線し、マザーボードに戻します。
9. システムを起動し、Raid controller の Firmwareバージョンを確認します。交換前とバージョンが異なる場合、Host Upgrade Utilityを用いて、Raid controller の Firmware のみを交換前のバージョンと合わせます。同じバージョンの場合は、ステップ 10 に進みます。
*Firmwareの更新については、UCS C-Series (ver 1.5 or 2.0) HUUによるアップグレード方法をご参照ください。
*正常に起動しない場合は、ブート中に [F2] を押して BIOS 設定画面に入り、Boot Options から適切なブートデバイスの順番に変更して下さい。
10.CIMC で HDD、RAID Controller のステータスを確認します。
HDD ステータス:
CIMC上でディスクの健全性を確認する方法 をご参照ください。
RAID Controller ステータス:
交換前後の確認項目 - Cシリーズ サーバ - CIMC ver 1.5以降用 の 「 1-7.Raid controller」 をご参照ください。
【お客様作業】
1. OSの正常性をご確認ください。