こちらの事象は下記の不具合によるものです。
CSCuc57977 M1/M2 XL cards classify IP fragments in class-default
こちらはMシリーズのラインカードのみが影響を受ける不具合です。
CSCuc57977ではQueuing時のclassification条件としてACL L4条件(TCP portなど)を使用されている場合に、その条件にmatchするべきfragmented packetが
最初のpacket以外の後続packetが、適切なclassではなく、誤ってclass-defaultへqueuingされます。
その結果、class-defaultのpolicing設定によって不適切な廃棄やmark downが発生することがあります。
こちらはNexusを経由する通信へのQueuingやNexus宛の通信へのCoPPに際して発生します。
下記はNexusの機能の一つであるethanalyzerでfragmentされたICMP packetをキャプチャしたものです。
1 2012-10-01 18:18:47.208491 192.168.10.1 192.168.10.2 IPv4 1514 Fragmented IP protocol (proto=ICMP 0x01, off=0, ID=0e3f) [Reassembled in #2]
2 2012-10-01 18:18:47.208681 192.168.10.1 192.168.10.2 ICMP 262 Echo (ping) request id=0x882e, seq=0/0, ttl=255
この例では二番目のpacketがclass-defaultへqueuingされます。
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