2012年12月05日(初版)
TAC SR Collection |
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主な問題 | ASR1006 ルータにおいて、アクティブ RP が 15.S 系列で動作している場合、スタンバイ RP が 12.2XN 系列で起動するとスタンバイ RP がクラッシュを繰り返します。 また、SIP, ESP も再起動を繰り返し通信ができない状態になります。 この問題が発生している状況での show platform は以下のような出力になります。 ------------------------------------------------ Router# show platform
Chassis type: ASR1006
Slot Type State Insert time (ago)
--------- ------------------- --------------------- -----------------
0 ASR1000-SIP10 booting 00:39:06
1 ASR1000-SIP10 booting 00:39:06
2 ASR1000-SIP10 booting 00:39:06
R0 ASR1000-RP1 ok, active 00:39:06
R1 booting 00:39:06
F0 ASR1000-ESP10 booting 00:39:06
F1 ASR1000-ESP10 booting 00:39:06
P0 ASR1006-PWR-AC ok 00:38:43
P1 ASR1006-PWR-AC ok 00:38:42
------------------------------------------------ また、上記の状況で期待された動作はスタンバイ RP が disable となることです。 このような状況は IOS XE を 12.2XN 系列から 15.S 系列にアップグレードを行う際などに 起動させる 15.S 系のイメージがアクティブ側の bootflash 上にしか存在しない場合に発生しますので、スタンバイ側の bootflash: へ同じイメージをコピーすることも忘れず行なって下さい。 なお、12.2XN 系列と 15.S 系列が混在して動作することや、12.2XN 系列から 15.S 系列への ISSU はサポートしていません。 |
原因 | この問題は CSCtk60078 として報告されています。 |
解決策 | 改修版ソフトウェア : CSCtk60078 の問題が改修されたソフトウェアを使用して下さい。 |
備考 本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。