2009 年 6 月 16 日(初版)
TAC SR Collection |
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主な問題 | Cisco 7500 シリーズの仕様として、以下アクションを行った場合 I/O Memory にイニシャライズが掛かり、ルータとしての動作が一時停止します。 - MTU サイズの変更
- インターフェース プロセッサの抜き差し
Cisco 7500 のアーキテクチャは、すべてのインターフェース プロセッサが 1 つの I/O Memory を共有するデザインになっています。そのため、上記 2 つの行為を行うと、それまでに割り振られていた I/O Memory 全てをクリアにし、再度 I/O Memory を割り振り直します。その間、ルータはすべてのインターフェースにおいてパケットを転送できなくなり、場合によっては別の障害を引き起こす可能性があります。このイニシャライズの時間はモジュール構成、設定によって異なりますが、数十秒掛かることもあります。 その際、コンソールには %RSP-3-RESTART: cbus complex といったメッセージが出力されますが、これは RSP にクラッシュ/リロードが発生したわけではなく、CBUS がリスタートしたことを意味し、上記 I/O Memory の再割り振りが発生したことを意味します。 |
備考
掲載元: TechNews 2000 年 11 月号 No.0011-BA-0003