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Cisco Unity Connection の Database Replication のトラブルシューティング

1.概要
 
本ドキュメントでは、Cisco Unity Connection (CUC) クラスタで、
  • 設定変更が正常に反映されない問題
  • 受信したはずの Voice Message がユーザのメールボックスに配信されない問題

など様々な問題の要因となり得る、Database Replication の問題に対するトラブルシューティング方法を紹介します。

CUC のクラスタは、Publisher と Subscriber の2台構成ですが、クラスタ内の Database は、以下の2種類の Database Replication によって同期されます。

  1. Enterprise Replication (ER)
  2. Unity Connection Replication (UCR)
 
2.2種類の Database Replication について
2-1. Enterprise Replication (ER)
Cisco Unified Communications Manager (CUCM) 6.x 以降と同様の Replication です。
参考URL:
Linux アプライアンス モデルにおける CUCM データベース レプリケーションのトラブルシューティング

CUC の Database の同期は、ER をベースとした UCR によって行われるため、必ず、ER の状態が正常である必要があります。
具体的には、上記リンクで紹介されているとおり、Real Time Monitoring Tool (RTMT) で確認可能な Replication Status が Publisher, Subscriber 共に 2 である必要があります。
RTMT の Replication Status は
show perf query class "Number of Replicates Created and State of Replication"
でも確認が可能です。

 

----- コマンド実行例 -----

 

2-2. Unity Connection Replication (UCR)

ER が正常に動作(Status が 2)している状態で、UCR によって CUC の Publisher と Subscriber 間のデータベースの同期が行われます。
UCR の正常性は、show cuc cluster status コマンドで確認が可能です。
 

以下のレプリケーションのステータスが Connected であれば正常です。

 
3.Database Replication の復旧について
3-1. ER の Status が 2 にも関わらず、UCR の Status が Dropped の場合
Subscriber 上で、utils cuc cluster overwritedb を実行することで、Publisher から Subscriber へ Database を上書きコピーすることで復旧できる場合があります。
 

注意)
データベースの規模が小さいラボ環境では、5分強で上書きコピーは終了しましたが、環境によっては1時間程度要する場合があります。
実行後、Subscriberは自動で再起動します。
Publisherへの影響は無いと考えられますが、営業時間外などに保守作業時間を設けて実施して下さい。

----- コマンド実行例 -----

 

3-2. ER の Status が 2 にも関わらず、UCR の Status が Disconnected や、3-1 で復旧しない場合
Publisher の Database 上の Subscriber に関する管理情報が壊れている可能性が高く、Subscriber の再インストールが必要となる場合が多いです。
調査次第では、再インストール以外での対処によって復旧できる場合がありますので、必要に応じて Cisco TAC へお問い合わせ下さい。

なお、Subscriber の再インストールは以下の手順で実施して下さい。
  1. Subscriber をシャットダウン
  2. Cisco Unity Connection Administration にログインして、System Setting > Cluster に移動して、Subscriber の情報を削除
  3. Publisher を再起動
  4. Cisco Unity Connection Administration にログインして、System Setting > Cluster に移動して、Subscriber を再追加
  5. Subscriber を再インストール
 
3-3. ER の Status が 2 以外の場合
utils dbreplication clusterreset コマンドによって復旧できる可能性があります。
 (*) 営業時間外などに保守作業時間を設けて実施して下さい。

utils dbreplication clusterreset コマンドの手順
(1) Subscriber 上で utils dbreplication stop コマンドを実行し、完了後、次へ
 

----- コマンド実行例 -----

 
(2) Publisher 上で utils dbreplication stop コマンドを実行し、完了後、次へ
 (*) コマンド実行例は (1) と同様
 
(3) Publisher と Subscriber 上で utils dbreplication runtimestate コマンドを実行し "RPC?" が “YES” であることを確認
 
----- コマンド実行例 -----
 (*) Subscriber も同様

(4) Publisher 上で utils dbreplication dropadmindb コマンドを実行し、完了後、次へ
 
----- コマンド実行例 -----
 
(5) Subscriber 上で utils dbreplication dropadmindb コマンドを実行し、完了後、次へ
 (*) コマンド実行例は (4) と同様

(6) Publisher 上で utils dbreplication reset all コマンドを実行
 
----- コマンド実行例 -----
 
(7) Publisher と Subscriber 上で定期的に utils dbreplication runtimestate コマンドを実行し、 以下のような出力となれば完了
 
----- コマンド実行例 -----
 
(8) 実行後、1時間程度経過した後にも、ER の Status が 2 にならない場合は、以下のログを収集の上、Cisco TAC へお問い合わせ下さい。
  •  utils dbreplication runtimestate
  •  file get activelog cm/trace/dbl/*.log
  •  file get activelog cm/trace/dbl/sdi/dbmon*.txt
  •  file get activelog cm/log/informix/dbl_repl*.log
  •  file get activelog cm/log/informix/ccm*.log

 

4.役に立つリンク
バージョン履歴
改訂番号
1/1
最終更新:
‎04-21-2014 02:45 PM
更新者:
 
ラベル(1)