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TelePresence ISDN Linkのログ取得方法

 

 

 

はじめに

このドキュメントでは、Cisco TelePresence ISDN Linkのトラブルシューティングの際に必要となるログ取得方法について記載します。

 

 

ISDN LinkのCLIに接続する方法

ISDN LinkのCLI(Command Line Interface)にログインするために、シリアルケーブルまたはSSHでPCとISDN Linkを接続してください。

 

シリアル接続

PCとISDN LinkのCOMポートをシリアルケーブルで接続し、Tera Termなどのターミナルソフトウェアを以下のように設定してください。

項目
Baudrate(ボーレート)115200bps
Data Bits(データビット)8
Stop Bits(ストップビット)1
Parity(パリティチェック)None(なし)
Flow Control(フロー制御)XON/XOFF

 

ログインを求められますので、adminユーザでログインしてください。

[[{"attributes":{},"fields":{}}]]

 

SSH

ISDN LinkのIPアドレスがわかっている場合には、SSHでISDN LinkのCLIに接続することができます。

また、ISDN LinkでSSH ModeをOnに設定しておくことが必要です(デフォルトでOnですので、設定変更していない場合は改めて設定する必要はありません)。

Offに設定している場合、CLIコマンド「xconfig NetworkServices SSH Mode: On」としてください。

Tera Termなどのターミナルソフトウェアで、ISDN LinkのIPアドレスを入力してSSH接続してください。ログインはシリアル接続と同様です。

 

コマンド一覧

コンソール画面で「?」を入力すると、実行可能なコマンド一覧が表示されます。

[[{"attributes":{},"fields":{}}]]

 

また、コマンドはTabキーでも補完されます。例えば、「xcommand(スペース)」と入力してTabキーを入力すると、xcommandに続いて入力できるオプション一覧が表示されます。

 

xstatus/xconfig

ISDN Linkのステータス(xstatus)と設定内容(xconfig)はどのような問題の調査の際にも必要となる基本情報です。

ISDN LinkのCLIに接続してコマンド「xstatus」と「xconfig」を実行し、それぞれの結果をテキストファイルに保存してください。

 

システムログ

システムログには、ISDN Linkのアプリケーションログなど、システムの全般的な記録が含まれます。

 

WebUIから取得する方法

1. ISDN LinkとペアリングしているコーデックのWebUIにadminユーザでログイン

2. Configuration > Peripherals > Cisco TelePresence ISDN Link > Manage ISDN Link

3. Download logs...をクリック

 

[注] Download logs...をクリックするとInternal Server Errorとなり、ログがダウンロードできない場合、既知の不具合CSCuw31850に該当する可能性があります。

該当する場合、CLIからログを取得してください。 

 

CLIから取得する方法

1. ISDN LinkのCLIにログイン

2. コマンド「systemtools showlog」で保存されているログファイル一覧を表示します。

下図の例では、Active logs(前回起動時からコマンド実行時までの記録)に、all・application・console・dmesg・kern・main・messagesの各ログファイルが含まれ、Archived logs(過去の起動時からシャットダウン時までの記録)が1から5まで保存されていることがわかります。

[[{"attributes":{},"fields":{}}]]

 

3. コマンド「systemtools showlog * [n]」でログを指定して表示します。

  • systemtools showlog *で、Active logsの内容をすべて表示します。
  • systemtools showlog * 1で、Archived logsの1(上図の例では2015-10-01 05:30:33に保存されたログ)の内容をすべて表示します。

    -> 同様に、systemtools showlog * 5では、Archived logsの5(上図の例では2010-01-22 18:45:48に保存されたログの内容をすべて表示します。

 

コンテキストログ

コールに関する詳細情報の調査のためには、コンテキストログを取得してください。

 

1. ISDN LinkのCLIにログイン

2. コマンド「log ctx xxx debug 9」でコンテキストログのレベルを最大の9に設定します。

  -> xxxの部分には、調査対象のログ種別を指定します。ログ種別一覧はコマンド「log list」で表示されます。

 

よく使用するログ種別について以下に記載します。

ログ種別概要
BfcpPacket

資料共有の制御に使用するBFCPパケットの内容を記録します。

Bfcp

資料共有の制御に使用するBFCPのシグナリング情報を記録します。

BONDINGISDNの複数チャネルを同期して1つのコールに使用するボンディングに関する記録です。
BRIAdmISDN BRIインタフェースのレイヤ1ネゴシエーションに関する記録です。
H221ISDN H.320コールのフレーミングに関する情報です。
H242ISDN H.320コールのメディア能力交換(ネゴシエーション)に関する情報です。
H320CallISDN H.320コールの情報です。
H320CryptoISDN H.320コールの暗号化情報です。
ISDNTraceISDN BRI/PRIチャネルでのQ.921チャネル接続・Q.931コール接続に関する情報です。
RTP音声・ビデオを送受信するRTPの情報を記録します。
RTPPacket音声・ビデオを送受信するRTPパケットの内容を記録します。
SipCallISDN Linkとコーデックの間のSIPコール情報です。
SipMediaISDN Linkとコーデックの間のSIP SDP/BFCP情報です。
SipPacket

ISDN Linkとコーデックの間で送受信するSIPパケットの内容を記録します。

SipRegISDN Linkとコーデックの間のSIPレジスト情報です。
SipStackISDN LinkのSIPプロセス情報です。

 

3. コマンド「log output on」でログ出力をコンソール表示する設定とします。

4. コマンド「systemtools calltrace on」でコールトレースを有効とします。

-> コールトレースを有効とすることで、下図に示すとおり、コールの調査に必要な基本的なコンテキストログのレベルがまとめて設定されます。

[[{"attributes":{},"fields":{}}]]

 

5. コールを発信し、調査対象の事象が発生したことを確認してコールを切断してください。

[注] 問題の調査には、コール全体の記録が必要ですので、必ず手順2.から4.を実施してからコールを発信して、コールを切断してから手順6.に進んでください。

[注] ログ解析のために、発信元・着信先の情報(電話番号など)、回線の情報(回線事業者・回線種別など)、発信・事象発生・切断の時刻情報を合わせて記録しておいてください。

 

6. コマンド「systemtools calltrace off」でコールトレースを無効とします。

7. コマンド「log output off」でコンソールへのログ出力を停止します。

8. コマンド「log ctx xxx debug 0」でコンテキストログのレベルを0(ログ取得しない)に設定します。 

 

[注] コンテキストログを有効としたままにすると、ISDN Linkの処理負荷が高騰することによってパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がありますので、調査完了時に必ず手順6.から8.を実行してデフォルトの状態(コンテキストログ無効)に戻してください。

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