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Wiresharkによる UC トラブルシューティング (RTPからの音声再生方法)

ネットワークのトラブルシューティングでは、ネットワーク上を流れるパケットをキャプチャして解析することが有効な手段の一つです。

パケットキャプチャのツールとしては、Wireshark(旧 Ethereal)が広く使われています。

ここでは、Wireshark の Unified Communication (UC) 関連のトラブルシューティングへの活用例を紹介していきます。
(Wireshark の基本的な使い方については、他の多くのサイトで紹介していますので、ここでは省略します。)

 

RTPパケットからの音声の再生方法について

 

UC ネットワークにおいては、音声品質に関する問題が発生することがあります。音声品質の問題としては、無音、片通話、音が途切れる、音量が大きい(小さい)、ノイズが発生する、音が歪む等、様々なケースが存在し、それぞれの場合で調査方法・対処方法が異なってきます。

音声品質に関する問い合わせがあった際、まず、利用者から詳細なヒアリングを行い、どの様な問題であるのかを把握する必要があります。但し、ヒアリングで 収集できるのは、利用者の主観、記憶に依存した曖昧な情報になります。より正確で、客観的な調査方法として、RTPパケットを解析する方法があります。

 

ここからは、Wiresharkを用いたRTPパケットの解析方法を説明していきますが、パケットキャプチャ(調査対象のIP Phone、Voice GW 等 の接続されたスイッチ・ポートをモニタリングしたもの)が、取得済みであることを前提とします。

 

1.収集したパケットキャプチャデータを Wireshark でオープンします。

2.調査対象の端末情報(IP Address等)によりフィルタを適用し、解析するデータを絞り込みます。

キャプチャしたデータにシグナリングパケット(H.323、SIP等)が含まれる場合、Wireshark は自動的に UDP パケットを RTP パケットとして認識し処理します。上記の例では、シグナリングパケットが含まれないため、UDP が RTP としてデコードされていません。

3.UDP パケットを RTP パケットとしてデコード

解析したいストリームのUDPパケットを選び、右クリックして ”Decode As...” を選択します。

"Decode As" ウインドウで RTP を選択します。

この操作により、Protocol の表示が UDP から RTP に変わります。

Telephony メニューから ”RTP > Show All Streams” を 選択します。

調査対象のRTPストリームを選びます。 "Find Reverse" ボタンを押すことにより、対応する反対方向のRTPストリームが選択されます。

Analyzeボタンを押し、Forward および Reverse 方向の RTP パケットの統計情報(Max delta、Max jitter、Lost  RTP Packets等)を調べます。

"Save payload..." ボタンを押し、Forward Direction と Reverse Direction の各方向の音声(payload)を個別に保存します。

上記の例では、.au フォーマットで保存しています。

保存した 音声ファイルを WAVファイルエディタ(Audacity等)でオープンし、音声データの解析を行います。

WAVファイルエディタの機能により、音量、周波数特性の等の解析が可能になります。

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