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Wireshark による UC トラブルシューティング (DTMFリレーの解析:SIP編)

はじめに

VoIP ネットワークで G.729 等の高効率なコーデックを使用する場合、
伝送帯域は節約できますが、DTMF 信号の伝送は難しくなります。
IVR 等の DTMF 信号を認識して動作するシステムを VoIP を経由して使用する場合、
DTMF信号の伝送品質を維持する仕組みが必要です。
DTM Fリレー方式では、ローカル側のVoIP機器が DTMF 信号を検出し、
その情報をリモート側の VoIP 機器へリレーします。
DTMF 信号は、リモート側の VoIP 機器で新たに生成されるため、
音声コーデックによる信号の品質の避けることができます。

SIPプロトコルの場合、主要な DTMF リレー方式としては、

1.SIP KPML(Key Press Markup Language)

2.SIP Unsolicited Notify

3.RTP NTE (Named Telephony Event)

等の方式があります。

このドキュメントでは、各々の方式について、DTMF信号がどの様に伝送されるかを
パケットキャプチャ(Wiresahrk)で確認する方法について解説します。

 

1.SIP KPML(Key Press Markup Language)

 Unified CM/CME のエンドポイントが、デフォルトで使用する OOB(Out of Band)の
 DTMF リレーの方式です。
 DTMF 信号は、SIP Subscribe / Notify メッセージを用いて、XML 形式で伝送されます。

 

 (Negotiation / Advertisement: INVITE)

 

 (Negotiation / Advertisement: SUBSCRIBE)

 

 (DTMF信号伝送: 下図の例では 番号 ”1” を伝送)

2.SIP Unsolicited Notify

   Cisco Unity Express を Unified CME に統合する際に、デフォルトで使用され
   OOB(Out of Band) の DTMF リレーの方式です。
   DTMF信号は、SIP Notifyメッセージを用いて伝送されます。

 

 (Negotiation / Advertisement: INVITE)

 

 (DTMF信号伝送: 下図の例では 番号 ”1” を伝送)

 

3.RTP NTE (Named Telephony Event)

   RFC 2833 に準拠した In-band の DTMF リレー方式。
   DTMF 信号は Payload Type (PT) = 101 の RTP パケットで伝送されます。

 

 (Negotiation / Advertisement: INVITE)

 

 (DTMF信号伝送: 下図の例では 番号 ”1” を伝送)

 

以上

バージョン履歴
改訂番号
1/1
最終更新:
‎07-29-2016 12:45 PM
更新者:
 
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