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外線通話時の NLP(Non-Linear Processor)による音切れの改善方法について

2009 年 6 月 16 日(初版)

TAC SR Collection
主な問題

Cisco Voice GW のエコーキャンセラーには、残留エコーを除去するための NLP(Non-Linear Processor)の機能が付加されています。
外線側からの受信音声が、VoIP 側からの送信音声に比べて、一定レベル小さい場合に、シングルトークの状態と判断し、NLP は外線側からの音声の抑制(または コンフォート ノイズへの置き換え)を行います。
外線側からのバックグラウンドの音が、急に変化するため、VoIP 側の通話者は、音切れや違和感を感じる場合があります。

外線側からの受信音声と VoIP 側からの送信音声の大きさのレベル差が小さい場合、ダブルトークの状態と判断され NLP の機能は動作しません。

NLP が動作する音声レベルの閾値は、G.165ベースの Cisco Voice GW では、設定により調整ができますが、G.168ベースの Cisco Voice GW では調整ができません。

G.168ベースの Cisco Voice GW で、通話者が上述の音切れを気にされる場合、以下の方法で対処してください。

  1. echo-cancel mode 2 コマンドを適用
    外線からの音声(Sin)を6dB 増幅し、エコーキャンセラーの処理を実施後、6dB 減衰して VoIP 側(Sout)へ音声を送出します。
    この動作により、ダブルトーク状態の検出精度が改善され、音切れの発生頻度が軽減されます。

    備考:echo-cancel mode 2 コマンドは、echo-cancel erl worst-case 0 コマンドと共に使用する必要があります。
  2. no non-linear コマンドを適用
    NLP 機能を完全に停止させるコマンドです。echo-cancel mode 2 でも音切れが改善しない場合の最終手段です。
    このコマンドにより、NLP による音切れは解消しますが、シングルトーク状態での残留エコーを消去することができなくなります。
    残留エコーによる音声品質の劣化が問題になる場合、この方法は適用できません。

NLP(Non-Linear Processor)による音切れ問題については、完全な対応策がありません。エコーキャンセラーと NLP の仕組みを理解し、その利点と欠点を把握してご利用頂く必要があります。

参考 URL

Cisco IOS Voice Command Reference - Commands: E』 の echo-cancel mode

備考

バージョン履歴
改訂番号
1/1
最終更新:
‎06-07-2012 02:46 PM
更新者:
 
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