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show call active voice コマンドを使用してジッタと一般的な音声品質の症状を判別する方法

2008年1月25日(初版)

TAC SR Collection
主な問題 show call active voice コマンドを使用してジッタと一般的な音声品質の症状を判別する方法

解決策

ジッタとは、ネットワーキング パスの遅延による、音声パケットが到着すると予想される時点と、音声パケットが実際に受信される時点との間の差です。
受信されたパケットは、コーデックに送信する前に、パケット着信の変動を制御するジッタ解消バッファに保持できます。あるパケットがジッタ解消バッファに保持される時間量はそのサイズで決まり、続いて、これが遅延を決定します。ジッタ解消バッファのサイズは、playout-delay コマンドを発行することにより設定できます。
ストリームにおける小さなギャップは、技術的に目立たなくすることが可能です。たとえば、ジッタ解消バッファの再生遅延を外れてパケットが着信した場合にギャップを無音にするのではなく、ギャップには、直近のフレームパターンから予想した音声が充当されます。
ジッタの存在は、コールの進行中に show call active voice コマンドを繰り返し発行することにより判定できます。理想的には、これらのパラメータは比較的安定している必要があります。これが安定していることは、スムーズなパケットの流れを示しています。ところがジッタがあると、次の2つのサンプル出力に示すように、これらのパラメータの値に短時間での急上昇が確認されます。

GapFillWithSilence=950 ms
GapFillWithPrediction=1980 ms
GapFillWithInterpolation=0 ms
GapFillWithRedundancy=0 ms
HiWaterPlayoutDelay=350 ms
LoWaterPlayoutDelay=25 ms
ReceiveDelay=29 ms
LostPackets=0
EarlyPackets=0
LatePackets=83
.
.
GapFillWithSilence=1040 ms
GapFillWithPrediction=2350 ms
GapFillWithInterpolation=0 ms
GapFillWithRedundancy=0 ms
HiWaterPlayoutDelay=40 ms
LoWaterPlayoutDelay=28 ms
ReceiveDelay=35 ms
LostPackets=0
EarlyPackets=0
LatePackets=99

これらのサンプル出力での遅延パケット数の上昇は、ジッタの程度を表しています。
GapFillWithSilence 値の増加により表される無音の挿入は途切れる音声(choppy voice)として現れます。GapFillWithPrediction 値の増加により表される予想挿入は合成音のような音声(synthetic voice)として現れます。
ジッタ バッファのアンダーランやオーバーランを避けるためにバッファリングされる音声データの量を変更するには、playout-delay コマンドを使用します。
playout-delay コマンドを設定する際には注意が必要です。これは、コールのパスの全般的な遅延量に影響するためです。値を大きくすると遅延が大きくなりますが、ジッタ解消バッファの受信でのアンダーランの可能性が小さくなります。

注:playout-delayコマンドの設定が必ずしもすべてのケースにおいて適切なソリューションであるとは限りません。深刻なジッタは、可能な限りネットワークから見つけ出して除去する必要があります。

Cisco IOS(R) ソフトウェア バージョン 12.1 (5) T よりも前では、playout-delay コマンドは音声ポートで設定されていました。Cisco IOS ソフトウェア バージョン 12.1 (5) T 以降から、このコマンドは通常ダイヤル ピアの下で設定されますが、音声ポートの下で実行することもできます。
playout-delay コマンドには、adaptive と fixed の2つのモードがあります。

  • playout-delay{nominal value | maximum value | minimum {default | low | high}} コマンドにより、adaptive モードではジッタの状況に応じて、設定した範囲内でジッタ バッファが動的に拡大・縮小します。
  • playout-delay mode {adaptive | fixed [no-timestamps]} コマンドにより、モードを決定します。

VoIP の詳細については、『Playout Delay Enhancements』を参照してください。

さらに多くの音声品質の症状サンプルについては、『音声品質問題の症例の認識と分類』を参照してください。

音声品質

  • 不明瞭な音声
  • 途切れる音声(途切れる音声のサンプル ファイル short および long
  • ロボットのような音声(ロボットのような音声のサンプル ファイル short および long
  • 合成音のような音声(合成音のような音声のサンプル ファイル short および long

備考

英語版URL https://supportforums.cisco.com/docs/DOC-1756

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