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TCSからのビデオが一定時間経過後に届かなくなる

2015年4月24日(初版)

TAC SR Collection
主な問題

Cisco TelePresence Content Server(TCS) に SIP 端末を接続すると、一定時間経過後に TCS から送信するビデオがSIP端末側に届かなくなる問題があります。

SIP端末 ---(SIP)--- VCS ---(H.323)--- TCS

上 記構成で、SIP端末と TCS を Video Communication Server(VCS) 経由の SIP/H.323 インターワーキングコールで接続した場合に発生します。接続直後からしばらくの間は双方向で正常にビデオが送受信されますが、SIPコールのセッションリ フレッシュが行われるタイミングで TCS から送信するビデオが VCS で SIP 端末側に転送されなくなります。

原因

TCS側の不具合 CSCut69261 が登録されています。

SIP 端末が H.264 packetization mode 0(シングルNALユニットモード) と mode 1(非インターリーブ(NIL)モード) の受信に対応しており、TCS は H.264 シングルNALユニットモード(送受信)、非インターリーブモード(送信のみ)のサポートとなります。

接 続時には、SIP端末がH.264 packetization mode 0 と 1を受信能力値として送信 INVITE の SDP に設定し、TCS は H.264 packetization mode 0 を受信能力値として送信 terminalCapabilitySet に設定します。このネゴシエーションの結果、SIP端末からは H.264 packetization mode 0 で TCS にビデオ送信し、TCS は H.264 packetization mode 1 でSIP端末側にビデオ送信します。

SIP コールのセッションリフレッシュ時には、SIP端末がTCS側の能力値に合わせ、H.264 packetization mode 0 を送信INVITE の SDP に設定します。VCS は、能力値が接続時から変更されている(packetization mode 1 がない)ことを検知し、terminalCapabilitySet を TCS に送信します。TCS はコールの途中でのビデオ能力値変更に対応していないため、同 terminalCapabilitySet に対して Ack を返送しますが、送信ビデオの logicalChannel は変更しません。terminalCapabilitySet を受信し、Ack を返送後に送信ビデオのlogicalChannel を更新しない動作が TCS の不具合として CSCut69261 に登録されています。

RTP を中継する VCS は、上記のセッションリフレッシュ時のネゴシエーション結果から、TCS から送信されるビデオRTP が更新されることを期待しますが、実際には、TCS は送信ビデオRTP を変更しないため、VCSからSIP端末へのビデオRTP転送が停止します。

シーケンス概要を下図に示します。

TCS Sequence

解決策

[恒久的対策]

TCSを CSCut69261 の修正済バージョンにアップグレードしてください。

修 正版では、TCSはH.264 packetization mode 0と1を設定したterminalCapabilitySetを受信した場合に、送信するH.264ビデオのpakcetization modeを0としますので、セッション内でのモード変更が行われない動作となり、VCSでの転送停止が発生しなくなります。

[回避策]

1. SIP端末側で可能であればH.264非インターリーブモードを無効化とすることで回避可能です。

    (xConfiguration Experimental CapsetFilter: "H.264NIL")

2. TCSと端末をH.323(非インターワーキングコール)で接続することでこの問題は発生しません。

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