概要
本ドキュメントでは ASR9000 シリーズルータの Power Module のアラームモニタリングについて解説しています。
Power Module のアラームモニタリングに関するプロセス/ファームウェアとして以下が挙げられます。
- pwr_mgmt プロセス (Power Management ドライバープロセス)
- i2c_ctrl_rsp プロセス (I2C コントロールプロセス)
- Power Module ファームウェア
Power Module アラームメッセージ
Power Management ドライバープロセスが I2C 経由にて Power Module のアラームを検出した場合、検出したアラーム内容にしたがって Failure もしくは Warning 状態の syslog が表示されます。
- Power Module の Failure 状態を検出、及びクリアされた場合
%PLATFORM-PWR_MGMT-2-MODULE_FAILURE : Power-module <PM> failure condition raised : <Failure description>
%PLATFORM-PWR_MGMT-2-MODULE_FAILURE : Power-module <PM> failure condition cleared |
- Power Module にて Warning 状態を検出、及びクリアされた場合
%PLATFORM-PWR_MGMT-2-MODULE_WARNING : Power-module <PM> warning condition raised : <Warning description>
%PLATFORM-PWR_MGMT-2-MODULE_WARNING : Power-module <PM> warning condition cleared |
(*) 上記 <Failure description> 及び <Warning description> のメッセージは検出された Failure 及び Warning の内容によって異なります。
追加取得ログ
Power Module 関連のトラブルシューティング時には以下のログも追加で取得して下さい。
RP/0/RSP0/CPU0:ASR9K#show controllers power-monitor trace
RP/0/RSP0/CPU0:ASR9K#show controllers i2c server trace |
Power Module のファームウェアバージョン
各 Power Module のファームウェアバージョンは以下のコマンドで確認することができます。
RP/0/RSP0/CPU0:ASR9K#run pwr_mgmt_debug cmd firm_ver 0/PM0/SP
Module 0/PM0/SP FW: (Logic 6.3) (Secondary 6.1) (Primary 6.1) |
(*) ただし上記コマンドはデバッグコマンドであり、弊社からご案内させて頂いた場合を除いてサポート対象外となります。
