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StarOS の、"ip pool" コマンドは多くのオプションがあります。
今回は、"address-hold-timer 0" 設定時の動作と、"address-hold-timer" について説明いたします。
address-hold-timer を "0" に設定することで、アドレスを "HOLD" に遷移させることなく、"USED" から "RELEASE" に遷移させるようになります。
"address-hold-timer" に関しては、以下の url を参照して下さい。また、以下の内容を補足いたします。
https://supportforums.cisco.com/t5/-/-/ta-p/3145476
ip pool 自体が枯渇していない状態でも、多くの subscriber が接続/切断を繰り返した場合、"FREE" の IP が枯渇して、この "RELEASE" の IP が他の subscriber に割り当てられる可能性が考えられますのでご注意下さい。
また、create session 後、delete session 無しで再度 create session が行われるような場合(context replacement)も、"USED"のIPが再利用されるわけではなく、他の "FREE" のIPが割り当てられる可能性がありますのでご注意下さい。
このように、"address-hold-timer" 設定時に、特定UEへ毎回同じIPを割り当てることを保証しているわけではありませんので、この点はご注意ください。
* "ip pool"コマンド自体の詳細に関しては、以下のurlを参照下さい。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/asr_5000/21-1/CLI/books/C-D/21-1_C-D_CLI-Reference/21_C-D_CLI-Reference_chapter_010000.html#wp2486768907