2015年7月18日(初版)
TAC SR Collection |
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主な問題 | ASR9000 シリーズルータの Typhoon LC 上のインタフェースにおいて、"mpls ip-ttl-propagate disable" 設定時に、自発パケットの IP TTL が MPLS TTL に引き継がれてしまうことが報告されています。 本来であれば MPLS TTL は 255 に set されます。 例外として IP TTL が 1 である、traceroute パケットは本問題の影響を受けず、設定によって、自発パケットの IP TTL が MPLS TTL に引き継がれません。 |
原因 | この問題は CSCur74873として報告されています。 CSCur74873: XR traceroute "mpls ip-ttl-propagate disable" behaves unexpectedly |
解決策 | "mpls ip-ttl-propagate disable local" として、local option をご使用いただくことで、自発パケットに IP TTL が引き継がれることを無効にできますが、その場合、transit のパケットについては IP TTL propagation を無効にできません。
問題の解決には CSCur74873の修正されたバージョンを使用する必要があります。 |
備考
本不具合は、Bug Search Tool でも確認できます。