CIMCの設定のバックアップ方法とリストア方法について説明します。
以下は注意点となります。
- バックアップはサーバの動作に影響を与えることはありませんが、リストアはサーバの動作に影響を与えることもあります。
リストアを実施する際には、事前にテストを行うか、OSをシャットダウンした状態で行うことを推奨いたします。
- CIMC 2.0 以降で取得したバックアップは、ネットワーク設定の部分がコメントアウトされていて、そのままではリストアされません。
バックアップ ファイルを編集して、コメントアウトしてください。具体的には、
<!- -Kindly Update and uncomment below settings for network configurations |
という行と
という行を削除します。
- Boot Order を BIOS 上で変更している場合は、Boot Order はリストアされません。Boot Order をリストアするためには、Boot Order を CIMC 上で設定する必要があります。
[バックアップ]
1. Adminタブ -> Utilities の Export CIMC Configurationをクリックします。
2. 設定の保存方法と保存先を指定して、エクスポートを実行します。
保存先は、CIMCにアクセスしているPCや、FTPやSFTPなどでリモートに保存することが可能です。
3. cimcConfig.xml という名前でファイルがエクスポートされます。
CIMC上で、エクスポートの進捗状況が確認できます。Completed successfullyとなれば完了です。
[リストア]
1. Adminタブ -> Communications Services -> SNMPタブを開きます。
SNMP Enabledからチェックを外し、Save Changesで変更を保存します。
※ SNMPを無効にしなければ、SNMPの設定が正常にインポートできないための対応となります。
2. Adminタブ -> Utilities の Import CIMC Configurationをクリックします。
3. 保存しておいた設定ファイルを指定します。
ローカルPC上のファイルも指定することができますし、TFTP等を使用してリモートサーバ上にあるファイルも指定可能です。
リストアの進捗状況は、同画面で確認可能です。Completed successfullyとなれば完了です。
参照ドキュメント
http://www.cisco.com/en/US/partner/docs/unified_computing/ucs/c/sw/gui/config/guide/1.5/b_Cisco_UCS_C-series_GUI_Configuration_Guide.151_chapter_01111.html