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Nexus 7000 シリーズ tac-pac 取得の際の注意点

0. tac-pac とは

1. 取得の前に保存先の容量の確保

2. 取得時に "No kernel traces found" メッセージが出力される

3. 同一筐体上の異なる VDC での同時取得は不可

 

 

0. tac-pac とは
tac-pac は show tech-support detail の出力を圧縮して保存するコマンドとなり、Cisco TAC へケースオープン頂く際には取得をお願いしているものになります。
tac-pac についての詳細は下記をご参照下さい。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/docs/SW/DCSWT/Nex7000SWT/CE/001/tac_data.html?bid=0900e4b1825ae58e
https://learningnetwork.cisco.com/docs/DOC-14522
https://supportforums.cisco.com/ja/document/91821

 

 

 

1. 取得の前に保存先の容量の確保
tac-pac を取得する前には tac-pac が保存できる容量を十分に確保して下さい。

機器の設定や稼働時間等に依存するため生成される tac-pac のサイズは一概に申し上げることはできませんが、一般に数100MB 程度の空き容量が確保されていれば取得には十分だと考えられます。FTP や SCP 等で外部に転送させる際には転送先の空き容量をご確認頂き、Nexus に保存する場合には dir コマンドで free の値をご確認下さい。
下記は bootflash: の容量確認の例となります。

Nexus# dir bootflash:

<snip>

Usage for bootflash://sup-local
 1087319040 bytes used
  729166848 bytes free
 1816485888 bytes total


もし十分な容量が確保できていない場合は下記のように Fail します。

Nexus# tac-pac bootflash:
Failed to copy show_tech_out to bootflash:/show_tech_out.gz

 

 


2. 取得時に "No kernel traces found" メッセージが出力される
tac-pac を取得する際、下記のようなメッセージが出力される場合が御座います。

Nexus# tac-pac bootflash:
No kernel traces found 

このメッセージは nvram に kernel trace が保存されていない場合に出力されます。kernel trace とは過去に crash や reset が発生した際に記録されるものになります。
"No kernel traces found" は特にエラーを表すメッセージでは無く、このメッセージが出力された場合にも tac-pac は正常に生成されますので、特に対処頂く必要は御座いません。

 

 


3. 同一筐体上の異なる VDC での同時取得は不可
Nexus 7000 では VDC (Virtual Device Context) 機能によって一つの筐体上に複数の論理デバイスを作成することが可能です。NX-OS 5.1(2)以降では、ある VDC (admin VDC を含む) で show tech-support、もしくは tac-pac を実行している間、他の VDC では show tech-support 並びに tac-pac を実行することができないようロックがかかります。そのため、異なる VDC で show tech-support、tac-pac を同時に取得することはできません。

同時に取得してしまった場合、下記のようなメッセージが出力されます。
※tac-pac の場合には生成されたファイル内に出力されています。

NX-OS 5.1(2)~5.2(1)

Another show tech is running, please try again later

NX-OS 5.2(3)以降、6.0(1)以降

Another show tech is running, if you believe it should be complete, execute command "clear tech-support lock" and run "show tech-support" again

 

一方、5.1(1a)以前の NX-OS では、ある VDC で取得中の状態でも他の VDC で show tech-support 並びに tac-pac の実行をロックをする実装は御座いません。そのため、show tech-support は異なる VDC で同時に取得することは可能となります。

しかし、tac-pac を取得する際には temporally file が一旦 volatile: 領域に作成され、異なる VDC で tac-pac を同時に取得する場合には temporally file の競合が発生してしまい取得に失敗します。このとき下記のようなエラーが出力され、生成された tac-pac が破損していたり、tac-pac 自体が生成されない場合があります。

<エラーの一例>
Nexus# tac-pac bootflash:
Internal error during command execution (11 b)
2015 Feb 19 15:36:54 vdc3 %$ VDC-3 %$ %VSHD-2-VSHD_SYSLOG_EOL_ERR: EOL function obfl_cli_show_log from library libobfl_cli.so exited due to Signal 11
2015 Feb 19 15:37:08.581 Nexus %$ VDC-1 %$ %VSHD-2-VSHD_SYSLOG_EOL_ERR: EOL function obfl_cli_show_log from library libobfl_cli.so exited due to Signal 11

gzip: /volatile/show_tech_lc_out_9.gz: unexpected end of file

gzip: /volatile/show_tech_lc_out_3.gz: unexpected end of file

gzip: /volatile/show_tech_lc_out_1.gz: unexpected end of file

 

尚、NX-OS 5.2(3)以降、6.0(1)以降では、show tech-support のロックを解除するコマンドが用意されております。他の VDC で show tech-support や tac-pac の取得中ではないにも関わらず上記のような "Another show tech is running, ~" のメッセージが出力されてしまう場合には、この clear コマンドをお試し下さい。

Nexus# clear tech-support lock
Clearing the lock so that another show tech can run
バージョン履歴
改訂番号
1/1
最終更新:
‎02-19-2015 10:36 PM
更新者: