Cisco UCS B-Series Blade Server System の IOM(IO Module) の交換作業を現場で実施する場合、以下の要領で実施して下さい。
- IOM ではファームウェアバージョン("1.3(1b)" といった形式で表されるもの)の他に、内部的に別のバージョンを持っております。この内部バージョンは、いくつかの IOM ファームウェアバージョンの間で共通の場合があります。
- 故障した IOM を抜去し、交換用 IOM を挿入した際、Fabric Interconnect が自動で挿入された IOM の内部バージョンをチェックします。
そして、もし元の(故障した)IOM とバージョンが異なる場合には自動的に内部バージョンを元の IOM のものと合わせます(アップグレード、ダウングレードに関わらず)。この際、自動で実施される バージョンのチェック及びバージョン合わせのために、挿入後30分ほどの間は他の作業をしないで下さい。 - 交換用 IOM 挿入後30分ほど経過したら、ファームウェアバージョンをご確認下さい。自動でのバージョン合わせは内部バージョンに対してのみの行われるため、この時点で元の IOM に搭載されていたものとファームウェアバージョンが異なっている場合があります。
もし異なっていたら、この時点で手動でファームウェアのバージョンを元の IOM のものと合わせて下さい(アップグレード、ダウングレードとも)。 - IOM の内部バージョンを GUI/CLI 上からチェックする方法はありません。
各バージョンのファームウェアインストール/アップグレードに関しましては、以下の URL にありますドキュメントも合わせてご参照下さい。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/prod_installation_guides_list.html