WAAS での最適化を利用していて、特定通信だけで最適化方法を変えたい場合、以下の様な方法で設定を行うことができます。
この例では、IP address 192.168.61.12 のサーバに対する CIFS 通信で、TFO/DRE/LZ のみでの最適化を行わなうようにします。
1) Central Manager にログインし、My WAN -> Configure -> Acceleration -> Applications を開き、右側の Create をクリック
2) Name の欄に任意の名前を入力し、右下の Submit をクリック
3) WAE 単位でこの設定を有効にする場合は、Assign Devices のタブ、Device Group 単位で有効にする場合は、Assign Device Groups のタブを選択し、設定を有効にする WAE / Device Group をクリックし、右下の Submit をクリック
4) My WAN -> Manage Devices もしくは Manage Device Groups をクリックし、設定を行う WAE / Device Group をクリック
5) Configure -> Policy Difinitions で Create をクリック
6) Application のプルダウンから 2) で作ったものを選択し、New Classifier をクリック
7) Name の欄に任意の名前を入力し、 Create をクリック
8) 対象となる通信の条件を入力し、Update Classifier をクリックます。 Match All にチェックを入れると全ての通信が対象となります。
9) 条件が複数ある場合は、8) を繰り返し、その後 Submit
10) Action で TFO / DRE / LZ の内どの最適を行うか選択します。
11) Accelerate で利用する AO を選択します。
12) Position でこの Policy の優先度を指定しま、Submit をクリックします。First を選択すると、一番最初にこの Policy にマッチするか評価されます。
以上で、設定は終わりです。
設定後、以下の様に 192.168.61.12 宛への CIFS 通信が、TFO/DRE/LZ のみで最適化されます。
設定の対象となっていない 192.168.61.13 宛への CIFS 通信は、デフォルト設定の TFO/CIFS AO/DRE/LZ で最適化がおこなわれています。
WAE#show statistics connection
Current Active Optimized Flows: 2 Current Active Optimized TCP Plus Flows: 2 Current Active Optimized TCP Only Flows: 0 Current Active Optimized TCP Preposition Flows: 0 Current Active Auto-Discovery Flows: 0 Current Reserved Flows: 40 Current Active Pass-Through Flows: 0 Historical Flows: 211
D:DRE,L:LZ,T:TCP Optimization RR:Total Reduction Ratio A:AOIM,C:CIFS,E:EPM,G:GENERIC,H:HTTP,M:MAPI,N:NFS,S:SSL,V:VIDEO
ConnID Source IP:Port Dest IP:Port PeerID Accel RR 2798 192.168.63.101:1066 192.168.61.12:445 00:14:5e:69:26:28 TDL 51.9% 2809 192.168.63.101:1083 192.168.61.13:445 00:14:5e:69:26:28 TCDL 67.7% |