2012-06-01 05:45 PM
2011年10月19日(初版)
Nexus5010/5020 のアーキテクチャでは、10G Port ASIC と Fabric ASIC とは 12Gbps の帯域で接続されています。SPAN 設定時、PortASIC はパケットを複製し Nexus5010/5020 上の SPAN Destination Port へ送信するため 2 倍の帯域を使用します。
Nexus2000 のインタフェースを SPAN する際、パケットの複製は Nexus2000 上の ASIC ではなく Nexus5010/5020 の Port ASIC で行われます。つまり Nexus2000 のポートを SPAN する場合、Nexus5010/5020 の fex fabric ポートを SPAN した際と同じ帯域を消費することになります。
Nexus5010/5020 と Nexus2000 を接続する fex fabric ポートのトラフィックが 6 Gbps を超えた際、Nexus5010/5020 の PortASIC と Fabric ASIC との 12G の帯域不足が発生し、パケットドロップが発生する可能性があります。
SPAN 設定時のパケットドロップを防止するため、ソフトウェアによる機能拡張 (CSCte80029)で SPAN ポートの rate-limit を導入致しました。
以下の通り SPAN destination port にて rate limit を設定することができます。
設定例:Nexus5020(config)# int e1/10Nexus5020(config-if)# switchport monitorNexus5020(config-if)# switchport monitor rate-limit 5G
この設定により、Nexus5010/5020 の Port ASIC と Fabric ASIC との 12G の帯域が制限され、トラフィック・ドロップを回避することができます。
Nexus5548/5596 でも、Port ASIC と Fabric ASIC 間の接続は 12Gbps ですが、Port ASIC で SPAN 専用のバッファが割り当てられており、トラフィックが 6Gbps を超えるような場合で SPAN を行っても、ユーザトラフィックへの影響が無いように設計されております
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