不具合、または、制限事項等の影響により不要なログが出力され続けるような場合、以下の設定を追加することでそれらが出力されないようにすることができます。
使用するコマンドは以下の2つです。
logging discriminator <name> mnemonics drops <string>
logging <destination> discriminator <name>
上記の内容で <> はそれぞれ以下となります。
<name>:フィルタの名前で任意の文字列を指定
<string>:フィルタリングの対象となるメッセージに含まれる文字列を指定
<destination>:syslog の送信先、console, buffer などを指定
ここで実施している内容は logging discriminator コマンドでフィルタするメッセージを指定し logging <destination> コマンドでそのルールを適用する syslog メッセージの送信先を指定する、という内容です。
例えば、以下のメッセージ、
Jul 27 2016 10:26:50 JST: %SFF8472-3-THRESHOLD_VIOLATION: Te0/0/27: Rx power low warning; Operating value: -23.7 dBm, Threshold value: -23.0 dBm.
これを logging buffer に出力されないようにするための設定例として以下が挙げられます。
logging discriminator FILTER mnemonics drops THRESHOLD_VIOLATION
logging buffered discriminator FILTER
上記の設定例以外にも以下の syslog メッセージのフォーマットに沿ってフィルタリングの対象となる箇所を様々に指定することもできます。
%<facility>-<severity>-<mnemonic>: <message-text>
詳しくは以下のドキュメントを参照して下さい。
Reliable Delivery and Filtering for Syslog