2008 年 1 月 25 日(初版)
TAC SR Collection |
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主な問題 | コンフィギュレーション レジスタを使って、次のようにルータの動作をさまざまに変更できます。 - ルータのブート方法(ROM Monitor(ROMmon)または NetBoot への移行)
- ブート中のオプション(設定の無視、ブート メッセージのディセーブル)
- コンソール スピード(ターミナル エミュレーション セッションのボー レート)
このドキュメントでは、コンフィギュレーション レジスタの設定の解釈方法と、誤った設定から生じる問題の解決方法について説明します。 |
解決策 | コンフィギュレーション レジスタの現在の設定を表示するには、ルータとのコンソールまたは Telnet セッションを確立します。show version コマンドを発行し、その内容をアウトプットインタープリタに入力します。コンソール セッションが確立できない場合や、意味不明の文字しか表示されない場合は、ルータとターミナル エミュレーション ソフトウェア間の速度の不一致が原因と考えられます。ターミナル エミュレーション ソフトウェアのボー レートを変更してください。 次の設定が可能です。 - 1200
- 2400
- 4800
- 9600
- 19200
- 38400
- 57600
- 115200
ルータが ROMmon モードである場合は confreg コマンドを発行します。次のような、現在の設定の説明が表示されます。 rommon 7 > confreg Configuration Summary enabled are: console baud: 9600 boot: the ROM Monitor コンフィギュレーション レジスタの工場出荷時のデフォルト設定は0x2102です。これは、ルータがフラッシュ メモリから Cisco IOS(R) ソフトウェア イメージのロードを実行し、9600のコンソール スピードでスタートアップ設定をロードすることを意味します。ほとんどの場合、コンフィギュレーション レジスタの工場出荷時のデフォルト設定が最適です。コンフィギュレーション レジスタをこの設定に変更するには、次のように configuration-register 0x2102コマンドを発行します。 Router(config)#config-register 0x2102 ROMmon モードからは、次のように confreg 0x2102コマンドを発行します。 rommon 1 >confreg 0x2102 その他の設定の使用方法については、『すべての Cisco ルータ上でのコンフィギュレーション レジスタの目的と使用』の「コンフィギュレーション レジスタの目的」のセクションを参照してください。 |
備考
英語版URL
https://supportforums.cisco.com/docs/DOC-4517