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不正な Magic-Number を含む PPP パケットにより PPPoE セッションの確立に失敗する

2014年4月23日(初版)

 

TAC SR Collection
主な問題

LNS (L2TP Network Server) が不正な Magic-Number を含む PPP パケットを送信します。

こ の問題は PPPoE ネットワーク上の LAC (L2TP Access Concentrator) が PPPoE クライアントとの PPP ESTABLISHING フェーズにおいて Magic-Number のネゴシエーションを行わない場合に発生します。

問題が発生すると PPPoE クライアントは LNS から不正な Magic-Number を含む PPP パケットを受信するため、セッションを切断する、正常に通信が行えない等の問題が発生する可能性があります。

原因

この問題は CSCul24682  として報告されています。

以下は CSCul24682 に該当する IOS を使用する LNS において
debug ppp negotiationdebug ppp packet を有効にした場合の出力例です。
========================================================

LCP: I FORCED rcvd CONFACK len 13 ------------------------------(1)
LCP:    MRU 1524 (0x010405F4)
LCP:    AuthProto CHAP (0x0305C22305)
LCP: I FORCED sent CONFACK len 14 ------------------------------(2)
LCP:    MRU 1792 (0x01040700)
LCP:    MagicNumber 0x01536069 (0x050601536069)

( snip )

LCP: O ECHOREQ [Open] id 1 len 12 magic 0x1E7E3270 -------(3)
LCP-FS: I ECHOREP [Open] id 1 len 12 magic 0x01536069

========================================================

(1)
LAC から PPPoE クライアントへ送信されたネゴシエーション情報を LNS が受信したときの出力メッセージです。Magic-Number のネゴシエーションは行われていません。

(2)
PPPoE クライアントから LAC へ送信されたネゴシエーション情報を LNS が受信したときの出力メッセージです。こちらは Magic-Number がネゴシエーションされています。
*(1) との比較の為に記載していますが本不具合とは無関係です。

(3)
LNS が PPPoE クライアントへ PPP パケットを送信したときの出力メッセージです。
ネゴシエーションされていない不正な Magic-Number "0x1E7E3270" が含まれていることが確認できます。
Magic-Number がネゴシエーションされていない場合、"0x00000000" を含めるのが本来期待される動作です。

解決策

不具合の暫定回避策:
LNS に lcp renegotiation always を設定し、PPPoE クライアントと LNS 間で再ネゴシエーションように設定することで回避可能です。

恒久的な対策は CSCul24682  の問題が改修されたソフトウェアへのアップグレードとなります。

 

備考 本不具合は、Bug Search Tool も確認できます。

バージョン履歴
改訂番号
1/1
最終更新:
‎04-22-2014 11:40 PM
更新者:
 
ラベル(1)