2009 年 6 月 16 日(初版)
TAC SR Collection |
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主な問題 | WIC-4ESW では、CPU へ転送される broadcast traffic(broadcast、マルチキャストおよび flooded unicast)の rate limit が default で 2 Mbps に設定されています。 WIC-4ESW のサポート当初はこの値は変更できませんでした。
しかしながら、RIP でごく短い時間に複数のアップデートを受信するような状況など、一時的に 2 Mbps を超える場合にも drop が発生するため、 RIP のルートが一部欠落するなどの報告がありました。そのため、rate limit の値を変更できるコマンドが、以下の DDTS において追加されています。 CSCef63078: WIC-4ESW rate limits broadcast traffic which breaks RIP この DDTS により追加されたコマンドは下記になります。 WIC-4ESW の port のインターフェースモードで [no] switchport rate-limit input flooded [<0 | 4 | 8>] このコマンドにより、 rate-limit を 0Mbps 4Mbps 8Mbps のいずれかに変更することが可能です。 このコマンド実装後も default は 2Mbps になります。隠しコマンドですが、サポートの対象となります。 なお、上記コマンドが使用できないバージョンでのワークアラウンドとしては、下記のようなものがあります。 -RIP update 送信側で neighbor コマンドを設定し、unicast での送信を行う -RIP update 送信側で output-delay コマンドを設定し、送信間隔の調整を行う ----------------------------------------------------------------------------- ハードウェア(CPU、クロック数、RAM など) ハードディスク(容量、空き、仮想メモリ、ファイルシステム形式など) ソフトウェア {OS(日本語版か US 版かなど)、SP、ロケールなど}、使用ブラウザ(バージョンなど) デバイスの"show tech"(不可能であれば、"show run、show version") 問題が起きた時の GUI のスナップショット、エラーメッセージの詳細 具合の発生頻度、再現性の有無、不具合発生手順 問題発生前に、システムに対する変更を行なったか?行った場合何を行ったか? 他にあると望ましい情報 通信時のパケットキャプチャーデータ |
解決策 | CSCef63078: WIC-4ESW rate limits broadcast traffic which breaks RIP 本問題は、CSCef63078 として報告されており、修正が行われています。 |
備考
掲載元: TechNews 2005 年 4 月号 No.0603-0003