1.はじめに
本ドキュメントは、FTD(Firepower Threat Defense)の管理インターフェイスであるbr1/management0とdiagnostic の用途について説明します。
2.br1/management0とdiagnostic
FTDでは管理用インターフェイスとして、br1/management0 と Diagnostic という2種類のインターフェイスが利用されます。
下記図のように、 br1/management0 と Diagnostic インターフェイスはMGMTポート内部にて論理的に分かれており、それぞれMGMTポートを利用し通信を行います。
*FPR4100/9300 シリーズでは MGMTポートはシャーシの管理のためだけに利用され、FTD ソフトウェアと共有することができません。FTD 管理のため別途 管理用 にinterface を割り当てて頂く必要があります。
*FPR1000/2100/3100 シリーズでは management0 と FXOS のIPアドレスが内部で共有されます。
なお、br1/management0 , diagnostic インタフェースの詳細な説明は下記URLに記載がございます。
3.用途の違い
以下、それぞれの用途となります。
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br1/management0 |
diagnostic |
目的 |
- FTD, FMC との通信に使用 (sftunnel)
- FTD box への SSH アクセスに使用
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- ASA engine へのリモートアクセスに使用
- ASA engine syslog, AAA , SNMP 等 の Source IP として使用
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必須条件 |
[必須] FTD, FMC との通信に利用される (sftunnel) |
[任意] ※設定は非推奨 ASA engine syslog 等を送信したい場合、data interface を利用することを推奨 |
確認方法 |
CLISH CLI から確認:
> show network =======[ br1 ]======= State : Enabled Channels : Management & Events MAC Address : XX:XX:XX:XX:XX:XX -------------------[ IPv4 ]------------------- Configuration : Manual Address : 10.62.148.29 Netmask : 255.255.255.128 Broadcast : 10.62.148.127
FMC(GUI)から確認:
Devices > Device Management > Device > Management
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CLISH CLI から確認(ASA CLI からでも確認可能):
> show interface ip brief Interface IP-Address OK? Method Status Protocol ... Management1/1 192.168.1.1 YES unset up up
FMC(GUI) から確認:
Devices > Device Management を選択 対象デバイスのEditボタンを押し、インターフェイス情報を確認
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また、よく頂くご質問として、 どの Interface からどんな情報が出力されるか、というお問い合わせを頂きます。こちらにつきましては下記URL の情報が参考になるかと存じます。
参考情報