はじめに
テクニカル アシスタンス センター(以降TAC)では、トラブルシューティングの一環として、Cisco Webex の使用を提案させていただく場合があります。
Webex では、お客様と通信は暗号化されセキュアに保たれています。また、リモート接続やリモート操作は、お客様からの中断も可能ですので、安心してご利用いただけます。
TAC サポートにおける Webex 利用の利点
- Email や電話のやり取りでは時間がかかる場合もある、事象や問題の把握が、TAC エンジニアが直接 発生事象・環境を確認することで、早く正確に行える
- それにより、ソリューションを早く提供でき、問題解決が早まる
Webex 特徴
- SaaS (Software As A Service) 型の Web 会議システム
- インターネットに接続したPCがあれば、どこからでも参加することができます。
- 専用ソフトウェアのインストールは不要です。
ただし、リモートコントロールの利用にはWebexアプリケーションのインストールが必要になります。
ダウンロードサイト : https://www.webex.com/ja/downloads.html
- 以下の手順ではWindowsクライアント環境での画面キャプチャとなりますが、それ以外のOSでもご使用いただくことが可能です。(Macintosh, Linux, Solaris)また、ほとんどのブラウザに対応しています。
- 参加者がお互いのPC環境に直接接続するのではなく、参加者は共通のWebex サーバーに接続します。プレゼンターのPCから送信された会議データは、Webexサーバーから各参加者のPCに転送されています。
WebEx セキュリティ概要
- お客様の PC と弊社担当者PC間でやりとりした情報が Webex のサーバ内に蓄積されることはありません。
- 情報は 128 ビット SSL 及び AES 暗号化によりプライベートかつセキュアに保たれます。
事前準備
- TACエンジニアより提供されるWebex 接続に関するメールを準備してください。
- Webex を実施するPC上に、対処機器に接続したセッションや発生しているエラー等、ご申告の事象を確認するために必要な情報ソースの準備してください。
- HTTP(port80),HTTPS(port443)を使用してデータの転送を行いますので、ポートを開けてください。詳しくは「マイ ネットワークで Webex Meetings トラフィックを許可するには? 」をご参照ください。
以下は、Webex Meetings を用いて、お客様 PCをリモート操作させていただく場合の手順となります。
Cisco Webex Meetings へのアクセス
TAC エンジニアから通知された URLへアクセスします。
URL例: https://ciscosupport.webex.com/ciscosupport/e.php?MTID=xxxxxx
会議への参加
会議への参加方法は「Webex ミーティングへの参加 」をご参照ください。
スクリーンキーボード(オプション)
Webex のリモートコントロールでは、キーボードタイプの違いにより記号などのキー配置が異なっている場合、キー入力に時間がかかってしまうことがあります。
リモートで操作している担当者が速やかに任意のキー入力をできるように、スクリーンキーボードを起動しておくことをお勧めいたします。
Windowsの場合
コマンドプロンプトなどから、「osk」と入力して起動できます。
Macの場合
Macでは以下のコマンドでキーボードビューアを起動できます。
open -a KeyboardViewer
画面共有の開始
主催者(TACエンジニア)にプレゼンタ権限を付与するよう依頼してください。画面下の「共有」ボタンから開始します。画面全体を共有するのか、特定のアプリケーションのみを共有するのか選択できます。
リモートコントロールの承認
※ リモートコントロールにはWebexアプリケーションをインストールしておく必要があります。
TAC エンジニアがリモートコントロールをリクエストすると、ポップアップが表示されますので、「承認」をクリックします。
リモートコントロールによる状況確認・ログ収集等
TAC エンジニアが PCのリモート操作による状況確認・ログ収集などを行います。
パスワード入力などをお客様にお願いさせていただく場合があります。
ミーティングの終了
画面共有を停止し、画面下メニューの X をクリックして、「ミーティングから退出」を選択してミーティングを終了します。
アプリケーションのアンインストール (オプション)
今後、Cisco Webex Meetings が不要な場合は、アンインストールを行います。
ダウンロードフォルダにインストーラが保存されている場合は、削除します。
コントロール・パネルから Cisco Webex Meetingsをアンインストールします。
ご参考