キャンセル
次の結果を表示 
次の代わりに検索 
もしかして: 
cancel
325
閲覧回数
1
いいね!
2
返信

Cat9300 VRF NAT

hhori
Spotlight
Spotlight

Catalyst 9300L-48T-4G-A
バージョン17.6.5

上記バージョンにおけるCat9300のVRF、NATの動作についてご教示いただけませんでしょうか。

 

自社サーバ(192.168.1.1/24)----Cat9300----顧客ルータ---顧客サーバ(1.1.1.1/24)

上記のようなテスト構成で、自社サーバから顧客サーバへのPing疎通が想定外の挙動になっています

□要件
・自社サーバから顧客サーバの仮想IP2.2.2.2へping疎通確認を実施する
・Cat9300でVRF「VRFtest」を使用
・Cat9300で2.2.2.2⇒1.1.1.1へ宛先NATする
・Cat9300の自社側VLANinterfaceはVLAN401を使用(ip nat inside)
・Cat9300の顧客側VLANinterfaceはVLAN103を使用(ip nat outside)
・顧客ルータの自社サーバ側IPは3.3.3.3


□Cat9300設定抜粋

ip vrf VRFtest
rd 1:100

interface Vlan103
ip vrf forwarding VRFtest
ip address 3.3.3.1 255.255.255.0
ip nat outside

interface Vlan401
ip vrf forwarding VRFtest
ip address 192.168.1.2 255.255.255.0
ip nat inside

ip nat outside source static 1.1.1.1 2.2.2.2 vrf VRFtest
ip route vrf VRFtest 2.2.2.2 255.255.255.255 3.3.3.3


□想定動作
①宛先2.2.2.2のパケットがCat9300に到達 
②inside⇒outsideへの通信のため、ルーティングが先に処理されゲートウェイが3.3.3.3になる
③次にNATが処理され宛先2.2.2.2⇒1.1.1.1へ変換
④宛先1.1.1.1のパケットが顧客ルータ(3.3.3.3)に到達し、顧客サーバへと送られる


□実際の動作
・Ping疎通不可
・Cat9300でデバッグを確認したところ、NATは正しく動作しているがパケットが顧客ルータまで送られていない


□解決策
ip route vrf VRFtest 2.2.2.2 255.255.255.255 3.3.3.3 コマンドを削除し、
ip route vrf VRFtest 1.1.1.1 255.255.255.255 3.3.3.3 コマンドを追加(NAT後のIPでルーティングを切る形)でping疎通可能


結論としては上記解決策でPing疎通可能になったのですが、NAT⇒ルーティングの順で処理されているように見受けられます。
認識としてはinside⇒outsideへの通信の際は、ルーティング⇒NATの順で処理されるはずなのですがこれは期待動作なのでしょうか?

1 件の受理された解決策

受理された解決策

こんばんは。

ip nat outside source はOutside側の送信元NAT設定なので、この状態でのoutside側からinside側への通信の場合は、確かにルーティング=>NATの順番で処理されそうですね。ただ、この処理順序は旧来のIOSの場合においての動作であり、Catalyst 9300では動作仕様が変わっているのかもしれません。

VRFを使用しない場合ではどのような動作になるかや、可能であればISR 4K/1KなどのCiscoルータをCatalyst 9300の代わりに配置して同じ設定を投入し、どのような動作になるかを比較されてみては如何でしょうか。

あと、ip nat outside source static~コマンドにはオプション引数のadd-routeがあると思いますので、こちらを設定すれば、わざわざStaticルートを設定しなくてもルーティングテーブルに経路が自動設定されるかと思います。

明確な回答にはなっていませんが、ご参考・一助となれば幸いです。

元の投稿で解決策を見る

2件の返信2

こんばんは。

ip nat outside source はOutside側の送信元NAT設定なので、この状態でのoutside側からinside側への通信の場合は、確かにルーティング=>NATの順番で処理されそうですね。ただ、この処理順序は旧来のIOSの場合においての動作であり、Catalyst 9300では動作仕様が変わっているのかもしれません。

VRFを使用しない場合ではどのような動作になるかや、可能であればISR 4K/1KなどのCiscoルータをCatalyst 9300の代わりに配置して同じ設定を投入し、どのような動作になるかを比較されてみては如何でしょうか。

あと、ip nat outside source static~コマンドにはオプション引数のadd-routeがあると思いますので、こちらを設定すれば、わざわざStaticルートを設定しなくてもルーティングテーブルに経路が自動設定されるかと思います。

明確な回答にはなっていませんが、ご参考・一助となれば幸いです。

ご回答ありがとうございます。

>ただ、この処理順序は旧来のIOSの場合においての動作であり、Catalyst 9300では動作仕様が変わっているのかもしれません。
なるほど、その線もありそうです。

ご提案いただいたとおり、別パターンでの検証、比較で確認してみたいと思います。
大変参考になりました。